姿勢による首の負荷

腰痛の原因は姿勢にあります。体の歪みにより通常滞りなく体重の荷重がひとつの箇所にかかる事はありません。
それが正常な位置からずれる事により特定の箇所に強い荷重がかかり筋の過緊張や神経の圧迫により痛みや痺れなどの症状が起こります。原因はロジカルなものです。正しい位置に体幹が矯正できれば局所に継続的な負荷や刺激が無くなり痛みは無くなります。ただただ痛みを追いかけでも根本原因を解決しなければなりません。
体の重さの負荷は大きく頭部が1インチ(2.5㎝)前方に移動すると頭の重みの首に対する負担は2倍になります。

ですので頭の重量が5㎏のヒトが10キロになります。

人体の各パーツの重さ(個人差あり)

頭部と頚部 8%
体幹  44%
6%×2
18%×2
立位なら腰椎にかかる荷重は体重の60%以上体重60㎏の人なら60%は36㎏
歩くと3倍の108㎏
走ると最大7倍の252㎏の負荷がかかる

 

正しい姿勢

本来は足根骨・腓骨頭・肩峰端・耳孔が垂直線にあり上からの荷重を受け止めています
まずは股関節が足の上のくるぶしの前(距骨)の真上になければなりません。
ヒトの骨盤はチンパンジーやゴリラなどと違い長さが短くなり立つ事ができるようになりました。
しかし腰痛の方は股関節の位置が後ろや前に移動して負荷をかけ続けています。

当院では体の歪みによる痛みの出ている患部にかかる力を減圧させます。一時的にほぐしなどをしてもまた痛みや筋肉が固くなってしまうのはこの問題点を解決していないために腰に負担がかかり続けているからです。

スエーバック姿勢

骨盤が前に出ている方はその理由は頭部が前に出て背中が丸くなるいわゆる猫背になると頭重さを支える為に股関節は前に移動します。
移動の仕方は一様ではなく個々の体の歪みで反り腰でも恥骨を突き出した型もあれば、おへそを突き出した型もあります。
この型であれば頭が前に移動して猫背から脊椎の変位が起こっていますので、根本原因である猫背と頭の前に行った巻き肩を矯正します。

 

頭部前方変位

腰が前に曲がった型の方もいます。

頭部が前に出て背中が丸くなるいわゆる猫背になると頭重さを支える為に股関節は前に移動します。
そこで前荷重になった体を支えなければならない為に背中の筋肉脊柱起立筋群が緊張して体幹を起こそうとしますが。
長いモーメントの筋収縮は結果として背中の丸みを強くする事になります。
本来ならば僧帽筋下部の筋が収縮して胸を起こして正しい姿勢を保持するのですが、頭部前方変位の為それもできません。

この場合股関節や膝関節股関節経度屈曲位の少しでも楽な姿勢になりがちです。
これらの問題点を当院ではすべて解決していきます。

 

頭の重さはほぼボーリングの玉の重さと同じです。

ボーリングをされた事はありますか?ボールを持つ際に体に近づけていれば持つ事はできますが投げる前になりボールを体から離すと重さで持つ事はできません。
頭が首肩に影響を及ぼす事で立位なら体重の60%以上の荷重が腰にかかりますが、その何倍も荷重がかかっているのです。
それが毎日反復継続しているから更に問題点をあらわにしています。

 

鶴巻温泉治療院