股関節周辺の痛みは、鼠径部痛や大転子上方や動作時痛などの様々な病態があります。
その痛みの部位が違いがある事で起因となる原因が違います。なのでしっかりとした検査を行わなければなりません。鼠径部痛みでは股関節の可動域が狭いと思われがちですが、意外と外旋位が可能なヒトもいたりします。女性の方の先天性股関節症の比率が高いのですが、これもかなり姿勢により悪化させてしまい、本来ならば痛みまで起きないで生涯過ごせる可能性があった方も、中年後期に発症してしまう残念なケースが多いです。
床に直接座る習慣のある方は、股関節外旋方向に変位と共に外旋筋が短縮傾向にあります。骨盤後傾位になり、腰椎屈曲位になり、腰椎の生理的湾曲が減少しています。この姿勢は、腹筋の筋力低下を招いてベーッシクトーンが下がっていく事になります。いわゆるスエーバック姿勢に骨格が歪み始めます。この姿勢は骨盤を前に出したポッコリお腹を指し、前側の筋トーヌスが維持できないので股関節全面部分に負荷がかかり痛みの原因となります。
なぜなのかは股関節外旋筋、腹筋の低下は腸腰筋の低下を招きます。この状態で立位を腸腰筋の代わりに維持しようとすると、大腿直筋を緊張させて頑張ると股関節全面でインピンジメントが起こってきます。
大腿直筋はAIISに付着するので股関節の深屈曲の際滑りが悪くなってくると、股関節全面の部分が挟み込まれるようになってくる腸骨関節包筋が大腿直筋の下にあるので、施術で緩めて滑走性を出してその下にある関節包に巻き込まれないようにします。
体幹の歪みも修正しませんと体幹のツケを下肢が払う形になりますので体幹の矯正も重要です。
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