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禁煙を

2021.06.14 | Category: 呼吸器

呼吸器専門の医師ですら喫煙者というほどですから禁煙指導はどうしても甘くなりがちです。

タバコが原因の疾患を持つ患者さんに対してでも、ニコチン依存度の高い医師では禁煙指導を行わない事が多く、指導をしてもその成功率は低いという報告があります。

このことは我々施術師にも当てはまるでしょう。禁煙を成功させる為にはまずタバコの依存度を確認する必要があります。

依存度が高ければ禁煙が失敗する可能性も高く、長期の計画が必要になるからです。

タバコの依存といっても、ニコチンの依存度が高いのか、タバコを口にするという習慣に対して依存度が高い(心理性が強い)のかでも対処法は違います。

ニコチン依存度が高ければニコチンガムやニコチンパッチを使うことが有効ですが、心理性が強い場合は必ずしもニコチンを補う必要はないからです。

さらにタバコの害はしっかりと繰り返し認識する事も禁煙の動機を持続させる為に大切です。

インターネットには禁煙をサポートするサイトがたくさんありますから、これらを大いに利用してください。

喘息は侮れない

2021.06.14 | Category: 呼吸器

日本の喘息患者数は小児の5~6%、成人の3%、全国で400万人以上に昇り、毎年7000人以上が喘息発作で亡くなっています。

喘息を侮れないのは、発作で亡くなるのは重症患者だけでなく、中等症の喘息で本人も家族も大した事は無いと油断している内に、取り返しのつかない閉塞性呼吸障害に陥ってしまう危険があるからです。

特に小児の場合は親の病気の認識度が、喘息症状を軽くするか重症化させるかを分けてしまいます。

小児は大人と違ってアトピー性喘息がほとんどで、食事やダニ・ホコリ等のアレルゲンを管理することで結果が変わってきますが、きちんとした薬の使用も大切な事です。

現在は方法が大きく変わり、発作が起こってから対応するのでは無くて、積極的に予防薬を続けて行く事で気管支の状態をコントロールする方面に変わってきています。

以前は少し位苦しくてもなるべく薬を使わずに我慢するように指導していましたが、それでは気道の炎症がいつまでたっても治まらず、次第に重症化していく傾向にありました。

最新の方法では症状がまだ軽い内から、喘息コントロール薬として抗アレルギー薬と吸入性のステロイド薬を用いる事で気道の炎症を抑え続け、やがてはすべての薬を止める事を目指そうというものです。

ステロイドの吸入薬は内服とは違って、全身ではなく気管支にのみ作用する為、連用しても安全性が高いといいます。

BCGを過信してはいけない

2021.06.14 | Category: 呼吸器

過去、日本では結核患者が多かった為、実際に結核菌を吸い込んで感染する機会は非常に多いものでした。

しかし結核菌に感染しても実際に結核症を発病するのは10%位ですから、発病しないで済んだ人は強い抵抗力を持つ事ができました。

しかしその発病しなかった人も現在高齢になって免疫力が低下した為日和見感染的に結核を発症する事(既感染発病)が多くなっているのです。

一方で若い人が実際の結核菌に感染する事は非常に少なくなり、20歳で1.8%、40歳で9.6%、50歳で23.1%位とみられています。

その他の人はBCGによって人工的に結核の免疫力が付いたとされているわけですが、実はそのBCGの有効性には疑問が持たれています。

ただし乳幼児の接種に関しては結核性髄膜炎や粟粒結核等重篤な結核の発病予防効果は非常に高いので乳幼児期の第一回目のBCG接種は受ける必要があります。

しかし、その後の再接種に関しては疑問がもたれ、WHOも結核の予防効果をあげるものではないとしています。

BCGによってツベルクリン反応陽転した場合は特に結核に対する免疫を過信しない事です。

リュウマチと肺炎

2021.06.14 | Category: 呼吸器

慢性関節リウマチは、全身の関節が侵されると同時に肺、心臓、腎臓、限、消化器系等に合併症が起こります。

中でも血管や結合組織が豊富な肺では間質性肺炎・肺綴織症が、患者さんの20%~40%にみられ、特にリウマチ因子の高い患者さんによく見られます。

肺の間質とは肺胞と肺胞の間や、絹気管支の周囲、血管の周囲等がある組織全体で、一つの袋である肺を形作っているのです。

肺は弾力性がありますが、炎症が起こると肺胞を繋ぎ止めている間質の結合組織の部分が厚くなり、肺の弾力性が低下して呼吸し辛くなるのです。

これが間質性肺炎ですが原因は不明です。更に肺同質の炎症は後に線雑化を来たし、肺線維症になります。

一度この様な状態になると殆ど元に戻る事はありません。多くは何年もかかって緩やかに進行していきますが、リウマチによる関節炎の進行状態とは必ずしも一致しないので、関節の変形が酷くても肺が悪いわけではありません。

逆に関節症状が軽くても肺の症状が先に出る場合もあります。

症状は、乾性咳嗽(痰のない咳)や激しく動いた時の息切れです。

胸のX線では左右の肺の下方から白い影が出現してきて、段々上の方に広がってきます。

この頃には、呼吸機能検査(肺活量等の検査)でも異常が出てきます。更に進行すると血液中の酸素量が低下し、息切れ等の呼吸困難を感じる様になります。

改善には、リウマチと同じように悪くならない様に上手に付き合っていく事になります。

進行はゆっくりですが、息切れを感じるようになった時は、肺の働きが限界に達しています。

休息して肺に無理をかけないようにします。

じっとしていても息切れを感じるようになれば、酸素吸入が必要になってきます。

2021.06.14 | Category: 呼吸器

気管支には気道教があって外からの空気の温度や湿度を調節しています。

それらに剥がれ落ちた上皮細胞や細菌、ウイルス等が混じって、健康な人でも1日に100cc位の痰が作られているのですか、普通は意識されずに飲み込んでいます。

痰は例え少量でも外に出る事自体、病的な状態と考えます。

普通痰は無色透明で、卵の白身の様な状態ですが、黄色味を帯びたり緑黄色になったりすれば何らかの感染があって白血球が増えている証拠です。

細菌感染による膿性痰は生臭く、特に嫌気性菌に感染した時には特有の悪臭があります。

気管支炎や喘息では普通白っぽい粘性の痰が多いのですが、気管支喘息でも黄色い痰が出る事がありますが、これは好酸球が多いせいです。

感染があれば抗生物質、喘息では副腎皮質ステロイドが効くのでこの二つははっきり確かめなければなりません。

肺結核・気管支拡張症等の痰は黄色昧を帯びた粘液性で膿が混ざります。

また痰に血が混じる事がありますがこれはかなり深刻です。

一番には肺がんを疑いますが、肺結核、気管支の強い炎症、肺膿瘍、肺梗塞、気管支の強い炎症、気管支拡張症等もあるので早急な検査が必要です。

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