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抗酸化物質と免疫

2021.06.19 | Category: 免疫

多くの病気は細胞、組織、器官が酸化する事によって、故障したり、衰退する事が知られています。

その原因は体の中に活性酸素が生じて、細胞や組織を酸化する事で傷つけてしまうからです。

しかも酸化が細胞表面だけで無く細胞内のDNAまで傷つけたり破壊すると細胞が癌化する事も起こります。

もちろん免疫系にも影響を与えます。酸化によって紺胞の表面にあるレセプターが破壊されると、細胞の内と外とのやり取りが妨害されます。

それは免疫細胞でも例外では無く、この場合は抗原を認識する力が弱まる事になります。

また、酸化される事でT細胞やB細胞の増殖、NK細胞の活動、抗体の産生か弱まる事も明らかにされています。

一方では白血球は細菌を殺す為に活性酸素を自ら作り出して利用していて、活性酸素は体にとって有益に働く場合もあります。

しかし多くの場合、エネルギー代謝の過程や、食べ物中の過酸化脂質、放射線、日光から生成されたり、薬剤や発癌物質等から出来て、マイナスに働くのです。

また精神ストレスが強い生活では活性酸素が強く生成される事も証明されています。そこで重要な働きをするのが抗酸化物質です。

抗酸化物質としてはビタミンやミネラルがありますが、フラボノイドやポリフェノール等の成分も抗酸化作用が強いという事が分かってきています。

中でもビタミンCはこの抗酸化物質の代表ですが、リンパ球の働きを高めたり、NK細胞の活動や免疫調節をするインターロイキンの産生を促します。

抗酸化物質は免疫システムにとって欠かせない頼もしい味方なのです。

細胞性免疫・液性免疫

2021.06.19 | Category: 免疫

免疫には細胞性免疫と波性免疫があります。細脆性免疫はおもにT細胞がヽ液性免疫は抗体(免疫グロブリン)による免疫でB細胞が担当します。

TもBも骨髄のリンパ系幹細胞で生まれますが、Tは胸腺で、Bは肝臓や脾臓で処理されてそれぞれの働きをする様になります。

まず、異物が体内に入ると顆粒球や単球(マクロファージになって働く)は、異物を食べる、過酸化物質で殺菌する、加水分解酵素で分解する等して直接戦います。

しかしこれらの細胞は数時間単位で役目を終えます。

いわば病原菌との戦いの最前線の兵士と言えるでしょう。

この時マクロファージは抗原となる物質を認識してヘルパーT細胞に伝えます。

するとヘルパーT細胞は活性化して増え、インターロイキンを放出します。

そのインターロイキンは今度は液性免疫の主人公であるB細胞を活性化させて免疫グロブリンを作らせる様になるのです。

リンパ球は100日から300日の寿命で、長期戦を闘う部隊と言えるでしょう。

この様な働きをする事から、リンパ球の数や免疫グロブリンを調べる事によってそれぞれ細胞性、液性の免疫能を知る事ができる訳です。

そして細胞性の最初の戦いで利用される活性酸素を速やかに処理する事、免疫グロブリンを枯渇させない為には蛋白質をしっかり確保する事が免疫力をアップさせる事に繋がります。

男性にも更年期

2021.06.19 | Category: 男と女

男性は中年になっても睾丸機能が急激に低下すると言う様な事は無い為、女性の閉経の様なダイナミックな変化は無い、従って男性に更年期等有る筈が無いと見られて来ました。

しかし女性の更年期障害が単なる内分泌の変化だけによる物では無い事が分かるに連れて、男性の更年期障害が注目されて来たのです。

女性の更年期障害はエストロゲンが急激に低下する事で身体症状が出て来るのですから、エストロゲンを補えば症状は軽快する筈です。

しかし実際にはエストロゲンを補っても効果が得られ無い事があり、それはエストロゲンの減少だけで無く、心理的ストレスによって更年期障害が起こって居ると言う事が考えられます。

こうした現象は女性に限らず男性にも見られる事から、男性にも更年期障害があると言う考え方が出て来たのです。

女性の閉経をメノポウズと言うのに対して、男性ホルモンの低下をアンドロポウズと言う事もありますが、男性の更年期障害の場合はテストステロン現象等の内分泌的な要因と言うよりは、中年期の生理変動に加わった心因性の反応という面が強いのです。

インポテンス等もホルモン低下と言うよりは更年期障害性の心因性症状と言う事がいえます。

血液にも男女の違い

2021.06.19 | Category: 男と女

男性と女性の違いは血液の組成にも表れていて、血液の細胞成分のうち赤血球や血小板・コレステロール値・血沈速度・ヘモグロビン量などに男女差が認められます。

特に細胞成分のほとんどを占める赤血球数は男性が約500万個/㎣に対し、女性は約450万個/㎣です。

男性ホルモンが、赤血球産生促進因子のエリスロポエチン産生を促しているからですが、酸素を運搬するヘモグロビンを内包する赤血球の数が男性の方が多いと言う事は酸素消費量との関係につながります。

女性の血液は男性に比べて、多量の酸素を消費する様な激しい運動向きだとは言えませんが、筋肉と同じく鍛え方次第で血液成分も変化します。

マラソンランナーが大きな大会の前に酸素の薄い高地でトレーニングするのは、エリスロポエチンを産生させて赤血球の量を増やし最大酸素摂取量を増やす為です。

血小板は女性がやや少ないのですが、女性ホルモンの影響を受けて月経時に減少し妊娠時には増多すると言う特徴があり、やはりホルモンの影響でコレステロール値も男性に比べておよそ8~9割と低く抑えられています。

男性の方の血沈速度が早いのは、血球数等の有形成分が女性よりも多いので血液の比重が大きい為です。

ちなみに白血球数に男女差はありませんが女性の方が免疫力は高いと言われており、各免疫細胞や液性免疫が効率的に慟いていると考えられます。

筋力の差は筋肉量

2021.06.19 | Category: 男と女

男と女の違いで大きな差は筋力です。女性の筋肉量は男性の80%です。

男性の筋肉が増えるのは男性ホルモンが多く出る14~15歳からで、成人になればその差は歴然となります。

女性では体脂肪が多くなり体重に占める脂肪率は24%、男性は約13%と約2倍になります。

同じ体格をしていても、筋肉は脂肪より重いので、体重計に乗ると男性の方が重くなるのです。

筋肉量を最も筋力が強いと言われる大腿部で調べると、男性の筋肉の割合は74%、女性は61%、脂肪の割合は男性20%、女性36%になっています。

その筋肉量に比例して筋力は大きくなるので、脂肪が多い女性の方が筋力は落ちる事になり、女性は男性の60~70%の筋力になります。

また、スピードは筋肉の収縮度で表現でき、これは筋肉の長さに比例します。男性の方は体格が大きく骨が長い為、筋肉も長くなり、それだけスピードが出ます。

この筋力とスピードを乗じてパワーが発揮される事になります。

女性が科学的なトレーニングで体脂肪を削ぎ落とし筋肉量を増やしたら、男性と同じ筋力を有する事が出来ます。

筋肉は男女の差無く1 ㎠あたり4~8kgの筋力をを発揮出来、また筋線維の速筋、遅筋の比率にも差がありません。

筋肉の質には性差が無いので、筋力差は筋肉の量による事になるのです。

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