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血管の病気とその兆候

2021.06.19 | Category: 循環器

既往歴、生活習慣病の有無、血液の検査数値等の問診で血管の病気はある程度推測出来ます。

しかし、実際の身体に表れる身体の変化は視診や触診がなにより大切です。

血管は先天性の異常もあるし、動脈硬化、血栓症、感染、血管の炎症、腫瘍、外傷等様々な原因で障害されます。

血管の障害により血栓や塞栓が生じると、血液の循環が阻害されてその先の末梢の部位が虚血になったり、その部位が心臓や脳であれば致命的な梗塞が起こります。

また血管に表れる病気は血管が詰まる閉塞性病変だけで無く血管が膨らんでしまう動脈瘤や静脈瘤のような拡張性病変もあります。

特に四肢に表れる血管病変は視診が重要です。

血行に何らかの障害があれば、下肢などの皮膚に色調の変化(蒼白あるいは紅斑)、チアノーゼ、腫脹、浮腫、硬化、肥厚、乾燥等が表れます。

更に手足の先の潰瘍や壊死の形成に進む場合もあります。

慢性的な動脈病変の場合には、栄養が障害され足が細くなったり、爪の変形、脱毛もよく起こります。

また虚血の状態を知るには重力に抗するように手足を挙げると皮膚は蒼白になり、下げると暗紫色に変色する事もあります。

更に正常の足に比べると皮膚の色の回復する時間が長くなります。

また、血管の病気がある側の皮膚温はおおむね冷たく、両手で両下肢を触り皮膚の温度の左右差を見る事も大切です。

動脈を触知できる脈の強さも左右で違ってきますから、脈を見る事も重要です。

この様な視診や触診で四肢に表れた状態は全身の状態を知る上でも大切です。

隠れ水虫

2021.06.19 | Category: 皮膚

自分は水虫では無いと思っている人の中にも実は水虫に感染していると言う人は多いのです。

水虫の症状と言えば強い禅み、趾の間のジクジクやカサカサの皮膚症状が特徴ですが、そういう症状の無い痒く無い水虫があります。

その様な痒く無い水虫には角化型(足の皮が厚くなるタイプ)と爪に菌が住み付く爪白癬のタイプがあり、角化型は足の裏や踵がガサガサになり、爪白歯では爪が濁ったり厚くなったりします。

踵がガサガサでストッキングがすぐに伝染すると言う女性は多いですが、加えて爪が濁ったりしていればほぼ隠れ水虫と言えるでしょう。

また老人の中には爪が厚ぼったくなっていても老化現象だと思っている人がいますが、これも爪白癬と言う水虫である事が多いのです。

この水虫には塗り薬を使っても爪や踵には浸透し難いのでなかなか治りませんが、菌だけは撒き散らすのでこうした一見水虫でないような水虫も他人に感染させます。

しかも同じ白癬菌でも人によって症状の出方が違うので、染された人が痒い水虫になる事もあります。

こうした隠れ水虫を治すには皮膚科できちんと診断を受けて飲み薬を処方してもらうしかありません。

リハビリをやり過ぎの注意

2021.06.19 | Category: リハビリ

リハビリに消極的な人も困りますが、頑張り過ぎる人は早く治そうと思ってやり過ぎる事があります。

筋力を鍛える場合、筋肉を使えば一時的に筋肉は疲れ、その疲れが回復する時にはその前の段階よりも強くなるので、トレーニングはその事を応用して筋力を強くします。

しかしハードな訓練では疲れがすぐに回復せず、2、3日休んでようやく回復すると言う様な過用性筋力低下の状態になる事があります。

それどころかもっとハードな訓練では過用性筋損傷と言って完全には回復しない事すら起こります。

これは筋力の訓練だけで無く、心肺機能等の全身的な訓練についても言える事で、通用性の体力消耗が起こると機能回復どころでは無く状態はかえって悪くなってしまいます。

早期にリハビリを開始する事は大切ですが、安静による廃用症候群を防ぎつつ、過用症候群をも防ぐと言う微妙なバランスを取らなければなりません。

その方法は、リハビリは“少量頻回”で行うと言う事です。

例えば1回につき10分~15分の訓練を1日に10回と言う様に、集中的に行うのでは無く、充分な休養を間に挟んで回数多く行う様にすると良いのです。

尿失禁を治す

2021.06.19 | Category: リハビリ

尿漏れで悩んでいる人は結構いる筈ですが、恥ずかしくて相談出来ない事が多い様です。

圧倒的に女性に多く、中でも多いのは腹圧性尿失禁です。骨盤底筋群、尿道の括約筋や平滑筋が弱る事で膀胱に尿を止めておく力が弱くなり、くしゃみをしたり重たい物を抱えたりした瞬間に尿が漏れてしまいます。

一般に40才を過ぎると急激になりやすくなりますが、太っている事、お産の経験等によってもなりやすくなります。

重症の場合は手術やアドレナリン受容体刺激剤、抗コリン剤、女性ホルモン等の薬によって治療する事になりますが、軽症の場合、多くは骨盤底筋体操で軽快します。肛門に力を入れて締め、膣と尿道の回りも締めます。膣から肛門の辺り全休を腹部の中に引き上げる感じで力を入れます。

そのまま10秒ほど締めたらゆっくり緩めます。短い間隔で収縮させるのでは無く、ゆっくり、じんわりと収縮させる方が効果的です。

また腹筋や背筋、膣の筋肉を使わないで骨盤底に神経を集中したほうが骨盤底の筋肉はよく動くので、仰向けに寝て膝を立てた状態で行うのがより効果的です。

1日に50~100回、何度かに分けて行ってもOKです。最初は上手く出来ませんが毎日トレーニングしている内に上手に出来る様になります。

おしっこを途中で止める方法は、頻尿等の排尿のトラブルに結び付くのでよくありません。

嚥下障害のリハビリ

2021.06.19 | Category: リハビリ

嚥下は口、喉、食道を経由して胃までの一連の運動でなされ、極短時間に行われます。

脳卒中による嚥下障害は左右大脳の両側損傷によって、喉が麻痺する(仮性球麻痺)事で起こります。

この障害では喉の神経が麻痺しているので、食べ物が上手く飲み込めずにつかえてしまったり、流動物が誤って気管の方へ入ってむせたり、飲み込んだと思った食べ物が鼻の方に戻って来たりします。

又よだれがいつも口から垂れていると言った事が起こります。

重症の仮性球麻痺の場合は、食べ物がむせて肺に入り込み肺炎を起こす事を防ぐ為に鼻腔チューブを使用したり、お腹から胃に直接チューブを通す胃瘻手術をする事もあります。

中等度の仮性球麻痺では、固形物はむせる事が少なくなり、栄養補給は出来ますが、流動物にはむせやすい為水分不足で脱水となる事があります。

このような場合は寒天やゼリーや市販の食品増粘剤を利用して、半流動物状にすればむせるのを防ぐ事ができます。

嚥下障害が軽ければ、専門の訓練士と相談しながら嘸下のリハビリをすればよいのですが、患者本人が「口から食べたい」という欲求とリハビリに費やす時間と労力が必要なのです。

リハビリの最初は食べ物を用いず、むせずに唾を飲み込む事から始めます。

次には少量の固形物、次に半流動物、そして液体と段階を追って行いますが、リハビリは必ず医師か訓練士が吸引装置を常に準備して行います。

当院のスケジュール