不健康とは

症状と施術

めまいや痛み等体に不調が起こった時に改善目的で病院や施術所に行ったり、お薬を飲んだりして症状に対して対応をしますね。

症状に対処

その症状を改善する目的で病院では痛み止めや施術所ではその場所を中心に施術をしたりします。

ループ

そこで対処療法を行っていたりすると症状とのループが起こり、良くなってまた間隔が症状が起こったりします。

大元となる原因

症状は原因ではありません。

結果です。これは内科の先生のホームページにも書いてありました。症状ばかり見ては解決はありません。すべて原因があります。
高血圧の人は血管の弾力性の低下等その原因があって腰痛でも肩こりでも不定愁訴や自律神経でもその大元があるのではないのでしょうか。

原因は複数

原因は一つと言う事はありません。
どんな人でも複数の体に対する養生とはかけ離れた日常生活だといえます。

でも体に不調を感じなければ【問題など存在しない】と考えて不養生を止めません。

原因は複数あるが脳神経が中枢

すでに何らかの既往歴や慢性病や回復見込みの無い病気になったとしたらどうでしょうか。
そこから本気で健康に対して真摯に向き合ったとしても、どれだけの事をしなければならないでしょうか。

睡眠、休息、運動、食事、・・・ここを完ぺきに行うのは大変な事でしょう。

しかし生命と個体として一番大切なのは神経系です。
自律神経がすべてをつかさどり免疫力や修復機能を行っています。

未病の図

未病の図ですが神奈川県の県のホームページに出ていたものを貼ってみました。
内科の医師のホームページにも未病の図があったりと『未病』の考え方はとても大切です。

未病に興味がある方は黄帝内経という本もあります。

市や県の図書館に未病の理論を語った中国の古代医学書『黄帝内経』を置いてない図書館はないでしょう。
黄帝内経素問霊枢は普通な本なので漢文や注釈書や意訳書やマンガ等多く出ています。

私の蔵書の素問訳注書とマンガです。この他に和綴じの原書や多数持ってます。

未病を制す

昔中国の医学署『黄帝内経素問』の中に「聖人は未病を治す」と書かれていて、予防医学の重要性が当時からいわれていました。

「未病」とは、発病には至らないものの軽い症状がある状態です。
軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方です。
では年に1度の一般的な健康診断や高額なオプションてんこ盛りの宿泊の人間ドックを受けましょうと言う事でしょうか。

不調であればその原因を探すのは当然ですね。つまり検査をして診断結果から病名を知り病院での治療となると思います。これでは「未病」では無く既に病気になっていてまだ診断名を患者さんが知らないだけですね。

黄帝内経上古天真論では 黄帝が問う:百歳超える人もいれば50歳ぐらいで衰えてしまう人もいるのか。
岐伯が言う:養生の事をよく心得。四時陰陽(四季)に応じて暮らし飲食にせ都度があり寝起きは規則正しく無理な力使い(現在では長時間の椅子での生活パソコン作業などが該当するかもしれません)だから心身ともに健やかでは百歳の寿命を全うすることができたのです。

皆が疑問に思う老化・病気の原因等を説明しています。

太極拳やヨガや座禅などに呼吸法などに共通点があります。呼吸は健康法と密接な関係とあります。

  • 太極拳
  • 太極拳

座っている人ほど、肥満、糖尿病、がん、脳血管疾患、認知症などが増加し、寿命が縮まる可能性があります。 1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、死亡リスクが1.2倍になるという研究結果もあります。 この悪影響は、週末に運動する程度では打ち消すことはできないようです。

これは実際に立ってみて呼吸を4~5回やってみてから今度は座って同じように呼吸をしてみるとしにくくなっていると感じます。
現代人は多くの人が会社でパソコンを使っていますので悪影響を受けています。

  • 電車通勤
  • パソコン女性
  • パソコン男性

常に座る動作が日常生活に習慣化しています。

脳脊髄液の還流に対するアプローチ

SOTクラニアルでは呼吸は第一次呼吸と第二次呼吸に分かれます。息を吸って吐いてを第二次呼吸と呼びます。では第一次呼吸とは脳脊髄液の流れを指します。

脳脊髄液(のうせきずいえき、cerebrospinal fluid、CSF)は、脳室系とクモ膜下腔を満たす、リンパ液のように無色透明な液体である。弱アルカリ性であり、細胞成分はほとんど含まれない。略して髄液とも呼ばれる。脳室系の脈絡叢から産生される廃液であって、水分含有量を緩衝したり、形を保つ役に立っている。一般には脳漿(のうしょう)として知られる。また、健康の観点から「第3の体液」とも言われている。脊髄液の量は150ml一日で500ml産生されて入れ替えが行われています。【ウイキペディア】

クラニアル

多くの施術者は一次呼吸といわれる頭蓋の動きを感じる事ができません。
私は頭蓋の動きはもちろん感じます。感じなければそもそも操作方法が意味の無いものになります。
頭蓋治療は30年くらい前に宮野博隆先生に師事を受けて宮野流となります。
この頭蓋療法で宮野先生を知らない先生はいないと思われるくらい宮野先生は知られています。

頭は手の感覚を持っているとかなり柔らかいものです。