- Blog記事一覧 -9月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

9月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

二重まぶたで

2020.09.30 | Category: 上肢

肩コリ解消眼瞼下垂症という、まぶたが上がらなくなる病気を持つ人には激しい屑コリと頭痛持ちの人が多くいます。

ところが眼瞼下垂の手術をした途端に肩コリも頭痛もピタッと治ってしまった事から、「まぶたを二重にすれば肩コリが治る」という新しくユニークな発想で高い治療効果を挙げているのが、信州大学形成外科の松尾教授です。

まぶたを上げようとすると眼瞼挙筋が働きますが、この筋肉はまぶたの裏にある瞼板と眼の上の皮膚の下部に付いています。

二重まぶたの人は瞼板の上の皮下に筋肉がある為、まぶたが折り畳まれた状態になります。

そして眼瞼挙筋のすぐ横にミューラー筋という交感神経を緊張させるスイッチの役目をする筋肉があります。

眠くて眼がショボショボする時、まぶたをこするとこのミューラー筋を剌激して交感神経が緊張しやすくなり、意識して眼をカッと見開くと、頭が冴えて来るのです。

この時、眉毛を挙げると前頭後頚筋が縮み、うなじの筋が緊張してこれも肩コリの原因になります。

普段からまぶたが腫れぼったい一重まぶたの、人は、緊張しやすく肩コリも起こしやすいのです。歳を取ると肩こりになりやすいのは、まぶたが下がって来るせいとも考えられます。

信州大学では1500例余りの手術の結果、80%以上の患者が治癒もしくは著しい効果をあげています。

男性の痺れ肘部管症候群

2020.09.29 | Category: 上肢

手根管症候群が女性に多いのに対して、対照的なのが男性に多い肘部管症候群です。

手の指は正中神経だけで無く尺骨神経によっても支配されていますが、肘の内側にある肘部管を通っているこの尺骨神経が障害されると指に痺れが起こります。

丁度手機管症候群で痺れる残りの指、小指と薬指の小指側半分の部分に痺れが出ます。

しかし尺骨神経は指の筋肉のほとんどを支配してもいますので、筋肉が萎縮して手の甲の指と指の間、手の平の小指の付け根が痩せて指全体が動かしにくくなって来ます。

原因としては変形性肘関節症ですが、これは老化や肘の使い過ぎによる事が多く、重労働で肘に骨棘等が出来て尺骨神経を圧迫する様になります。

また幼い頃肘を骨折したまま適切な治療を行わないと偽関節になり、肘から下が親指側に曲がる外反肘のままにしておいても、大人になってから肘部管症候群になりやすいのです。

肘郎管症候群でもチネル徴候がみられ、この場合は肘の内側を叩くと薬指と小指に痛みが放散します。

また人指し指に中指を重ねる事が出来無くなった場合には進行していると考えられます。

他の指と違って小指や薬指の痺れ等は、症状が進行するまで見逃しやすいので注意が必要です。

いわゆる五十肩

2020.09.28 | Category: 上肢

五十肩はバスケットネームと言われる様に、眉間節節の痛みや運動制限を伴った症候群を一括して言います。

このいわゆる五十肩を症状的に分類すると上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎、烏口突起炎、肩峰下滑液包炎、変性腱板炎(外傷性腱板炎・腱板不全断裂)、石灰沈着性腱板炎、不安定肩関節症(臼蓋上腕靭帯障害)、肩関節拘縮、それに原因が分からない「五十肩」になります。

ですから、五十肩は肩関節周囲炎の全体の中で25%程度だと言われています。

この五十肩の原因として一番多く挙げられるのは、上腕をぶら下げている肩の構造その物です。

この上腕をぶら下げている筋肉群をカフ筋と言いますが、その緊張が加齢と共に蓄積されて、更に血液の循環も悪くなって行きます。

そして筋肉が付着する脆の部分がもろくなり、炎症が起こりやすくなってしまうのです。

初期の頃の痛みは「烏口突起」つまり肩甲骨上部上腕側、肩と腕の付け根の当りがほんどです。

又痛みは頚部や上肢等に放散する事もしばしば見られます。特に夜間に痛みが強いのが特徴とも言えます。

そして慢性期になると前方にあった痛みが拘縮の為に次第に後方の痛みになってきます。

いずれにしても、五十肩の症状だからと言って十把ひとからげに判断する事は慎むべきです。

手首がフォークの形に変形する

2020.09.27 | Category: 上肢

女性は骨粗粗症の為に骨がもろくなり、骨折も起きやすくなります。特に50~60歳と言う骨粗鬆症の初期に急に増えるのが手首の関節に起きる橈骨下端骨折です。

骨粗鬆症が進んでいるのに気が付かず若い頃の様に活動して何でもない事で転んだりして、手を付いた為に骨折してしまうのです。

末梢骨片は前腕骨の背側へ移動し、その形はフォーク背状の変形と言われています。

その特徴を1814年アブラハム・コーレスによって報告された事からコーレス骨折とも言われています。

治療は整復して5週間の固定の後に後療法という経過をたどります。治療で特に注意が必要なのは、フォルクマン拘縮という前腕、手に生じる外傷後の後遺症です。

上腕動静脈が圧迫や損傷を受けたり、外傷後浮腫や血腫により血管が圧迫され硬い筋膜鞘に被覆されている前腕屈筋深層に血行障害が起こり、壊死を起して瘢痕化して拘縮を起すのです。

その為に指、特に中指が曲がったままになります。

更に正中神経や尺骨神経が変性し麻痺になる場合があります。

この拘縮は固定包帯後24時間以内に見られるので指先の腫脹、チアノーゼ、知覚異常が起きていないか注意深く経過を見る事が大切で、不適当に行われたギプス固定はこの変化を助長する事になります。

ヘルニアの最新治療

2020.09.26 | Category: 上肢,腰痛

頚、肩、腕の痛み、しびれの原因の一つに頚椎椎間板ヘルニアがあります。

ご存じの様に椎間板ヘルニアは椎間板が断裂してそのすき間から髄核が脱出して神経机を圧迫し神経症状を出します。

治療は薬物療法、温熱療法、牽引療法といった保存療法や、手術療法になるのですが、そこにレーザーを使った治療法が注目されているのです。

これはPLDD、(椎間板ヘルニア減圧術・Percutaneous Laser DiscDecompression)という治療法で、MRIでヘルニア箇所を確認して針を椎間板に刺し、その針の中に絹いファイバーを挿入してレーザーを誘導して照射します。

レーザーの熱エネルギーで髄核を蒸散させて空洞を作り、内圧を下げて脱出している髄核が元に戻り神経根の圧迫をなくそうという治療法です。

この治療法は腰椎のヘルニアにおいては普及してきていますが、頚椎に関してはかなりの熟練が必要です。

今までの頚椎椎間板ヘルニアの手術は4~6週間の入院とその後のリハビリが必要ですが、レーザー治療は局部麻酔で、10数分間のレーザー照射と2日間の入院で済み治療効果も良いそうです。

ただしヘルニアの初期、中期の段階では効果があるのですが、ヘルニアが長期化して軟骨が骨化した物や、極めて大きな物は困難です。

現在のところこの治療法には保険適用もなく、一回のレーザー治療は20~30万円の費用が必要です。
腰椎の最新のヘルニア手術ではベアリングを入れる手術があります。

腰椎の椎体固定術では固定関節の上位関節に負担がかかり私の所に4.5間3.4間2.3間の3度手術をされて医師から今度1.2間の手術を勧められ断った患者さんがいました。

最近は人工椎間板置換術が出来て海外では行われています。

人工椎間板置換術は椎間板の変性による症状を治療し、脊椎の可動性を最大限保存する手術法です。

ドイツのカリン・ビュートナー(Bttner)-ヤンツが1980年代初に開発した方法で、手術器具及び技術の発展により患者の満足度もとても高い方法です。

手術方法は最小侵襲無出血手術法で約4~5cmほど微細に腹部を切開し患部に接近する為、出血及び筋肉損傷が小さいです。

損傷した椎間板をハイドロジェットなどの自動吸引機を利用して早く安全に除去し、その部位に人工椎間板(Artificial Disc)を挿入します。

輸血は必要無く、挿入した人工椎間板の位置を確認すると手術が終わります。最大の長所は人工椎間板置換術は関節の可動性をそのまま維持する為、動きが自由である。

手術した翌日から歩く事が出来る。隣接した脊椎も退行性変化を最小化し、脊椎再手術の確率を減らす事が最大の利点です。

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