- Blog記事一覧 -3月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 4の記事一覧

3月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 4の記事一覧

正常眼圧緑内障

2020.03.12 | Category:

日本での失明のトップは糖尿病網膜症ですが、二番目に多いのが緑内症です。その緑内症の症状の特徴は眼圧上昇、視野狭窄、視神経障害で、それが診断基準にもなっています。ところが眼圧が高くならないのに視野狭窄や視神経障害が出てくる緑内障が結構多いのです。これまでも眼圧が高くならない緑内症があることは知られていたのですが、1989 年の調査によると眼圧が高くなら無い緑内症は高くなる緑内症の約3倍という数字が出て緑内症の考え方に影響を与えました。これまでの緑内症の考え方では眼圧が高くなって、それが視神経を侵すと考えられていて、高くなった眼圧を低くすることが治療の目的となっていました。普通正常眼圧は11~21mmHgですが、この眼圧が誰にとっても安全とはいえないわけで、眼圧が高い事を診断の判定にしていると初期の発見が遅れる可能性が出て来るのです。正常眼圧緑内症の原因としては、視神経への血流量の低下が大きいと考えられ、多くは循環障害を伴っている場合が多い様です。高血圧も小皿管の血流に障害が出ますし、低血圧でも十分な血液が眼に行かないので要注意です。40歳以上の約30人に1 人が緑内症を持ち、そのうちの8割が治療を受けていないと推定ざれています。40歳以上になったら健康診断で眼圧と共に眼底の検査を受ける事が大事です。身内に緑内症がある人、糖尿病、強度の近視・ステロイドホルモンを使っている人は特に定期的な検査を受けるべきです。

がん転移のメカニズム

2020.03.11 | Category: がん

癌は1cm位の大きさだと、重さは1g程度として細胞数約1億個になっています。この癌は増殖の性質があっても、転移するメカニズムが無ければ、致命的になる率はもっ低下する筈です。しかし、癌細胞は細胞と細胞の間で枠組みを構成しているマトリックス蛋白質を分解する酵素を使って組織を破壊しながら増殖する能力を持っているのです。血管の回りにもコラーゲンやエラスチンのマトリックス蛋白質があるのですが、癌細胞はそれを分解してしまいます。そして血管やリンパ管の壁を破って血管の内側に潜りこみ、血流に乗って体のいたる所に流れて行くのです。もちろん流されて行くだけなら、その内マクロフアージに食べられたりして死滅します。ところが、癌細胞にはもう一つの性質として接着因子をその細胞膜の表面に持っているのです。これを利用して血管の内皮細胞に接着し、その下の組織へ潜り込んで行くのです。転移した臓器に入り込み、マトリックス蛋白質を分解する酵素素を沢山出して、そこでまた増殖してしまいます。増殖する為に必要な酸素や栄養をえる目的でVEGF (血管内皮増殖因子)を分泌して周りに血管を伸ばさせて更に大きくなって行くのです。転移を防ぐ治療法の開発が行われていまが、残念ながら決定的な方法は今のところありません。 

うつ病の物質的基盤

2020.03.10 | Category: 精神科

最近の研究では、うつ病も物質的な説明がつく疾患である事が分かってきました。これまでに分かった事は、神経伝達物質ノルエピネフリンとセロトニンが不足しているという事です。神経伝達物質の働きは放出された神経伝達物質の量と、やりとりする神経細胞の間にその物質がどれ位保たれるかによります。ですからシナプスから一旦放出されたノルエピネフリンやセロトニンがそのシナプスに再び取り込まれる事を遮断すればうつ症状が軽減されるのです。その様な作用を持った最近のうつ病薬は効果も高く、副作用も少ない為多くのうつ病が薬で改善出来る様になったという訳です。ところがこれらの抗うつ薬が効かないうつもあり、その場合はホルモンの異常が考えられます。それは視床下部 一下垂体―副腎系のホルモン異常です。人はストレスにさらされると、視床下部から下垂体、副腎と順送りにホルモンを出させて最終的に副腎皮質刺激ホルモンを放出させ、身体に戦いの準備をさせます。視床下部からのホルモン(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)は食欲や性欲を抑制して集中力を高めますし、副腎皮質ホルモンは筋肉へのエルネギー取り込みを増やします。つまりこの系が活性化したままになっている状態がうつ症状なのです。動物の脳に副腎皮質刺激ホルモン放出因子を与えると不眠、食欲、性欲 の減少、不安などの症状が表れますし、現にうつ病患者の脳脊髄液中の副腎皮質刺激ホルモン放出因子濃度は高く、それを産生するニューロンの数も増加している事が分かっています。ストレスでうつ病になったのも、そのストレスがきっかけで視床下部―下垂体―副腎系が活性化されたまま固定されたのだといえます。

味蕾細胞

2020.03.09 | Category: 感覚器

食べ物の味を認識するのは舌に存在する味蕾細胞である事は知られていますが、実は舌だけでは無く実は喉の奥から食道の上部にも沢山分布しています。舌の上の味蕾はこの五味に反応しますが、水には反応しません。しかし、喉の奥にある味蕾は、水や二酸化炭素に大変良く反応します。ただ、その水に塩や砂糖が溶けていると反応無いそうです 。ですから、夏の喉が渇いているいる時に、水も美味しく感じるし、ピールは水と二酸化炭素の両方の味を喉越しで味わう事が出来ますから、尚更美味しく感じるのです。動物にとって味は、食べ物 を選択的に摂取するときの重要なシグナルになります。基本味 として五つに分類されます。甘味は糖、うま味は蛋白質、塩はミネラル、酸味は腐敗物、苦は毒物のシグナルとして受け入れています。ですから、家畜化されて無い動物は、決して酸味や苦味のものは食べ無いそうで。しかし、ハイエナやコンドルは死んだ動物の腐った肉を好んで食べますが、彼らは腐敗菌の出す毒素を解毒する強い免疫力があるからです。逆に食べられる植物の方も未熟な果物は酸味が強く、動物は敬遠します。植物は成熟して甘味を出した頃動物に食べてもらう事で子孫をばらまくチヤンスを増やす事が出来る分けです。人間は乳幼児の時は動物と同じですが、学習によって例外的にこの五味を全て摂取する、動物から見れば悪食と言う訳です。

インスリン抵抗性症候群

2020.03.08 | Category: 内分泌

日本人の糖尿病の多くを占めるインスリ非依存型糖尿病は、高インスリン血症や耐糖能異常が進行してれっきとした糖尿病になりますが、それらの耐糖能異常などをもたらすべースになっているのがインスリン抵抗性です。現に肥満や高血圧の人の全てが糖尿病になる分けではありません。しかしこれらの人はべースにインスリン抵抗性を持つ事が多く、糖尿病にならなくても高脂血症や動脈硬化、高血圧等で心臓病や脳卒中を起こし易くもなります。これらの症状は組み合わされてシンドロームXと呼ばれたり、死の四重奏等と呼ばれたりしますが、大元になるのはインスリン抵抗性症候群と考えられるのです。つまり生活習慣病予防のターゲットはインスリン抵抗性の予防、解消にある分けです。そのインスリン抵抗性をもたらすものは何かと言う事は詳しく分かっていませんが、肥大した脂肪細胞、特に内蔵脂肪(腸間膜細胞)からサイトカインの腫瘍壊死因子(TNF)が分泌され、それが細胞内の糖の代謝の回転率を下げることが分かっています。また内蔵脂肪組織から脂肪を分解させまいとするインスリンの働きが弱くなる事で、遊離脂肪酸が血液中に多くなって筋への糖取り込みを減らすと言う事も分かっています。つまり脂肪がインスリン抵抗性をもたらすという意味でもやっばり肥満は大敵です

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