- Blog記事一覧 -3月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧

3月, 2020 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院 - Part 3の記事一覧

冠動脈手術後再狭窄

2020.03.18 | Category: 循環器

心筋に血液を送る冠動脈が狭くなる狭心症の治療ではステント療法が一般です。以前はバルーン療法を用いてました。しかし、バルーン療法は、30~40%の確率で治療後6ヶ月から1年以内に再狭窄を起す事ことが分かりました。風船の圧力だけで血管を押し広げる際血管に傷がつき、傷の修復過程で再び脂質が溜まり、血管が狭窄するのです。その為、バルーン療法と共に、カテーテルの先に脂質を割り取るカッター療法や、脂質を溶かすレーザー療法が行われるようになりました。しかしバルーンで拡張したり、脂質を取り除くと血管がいびつになって、うまく広がらなかったり、広がっても元に戻ったり、治療中に血管が詰まったりする事があるのです。今ではステントという網またはコイル状の金属の筒で、広げた血管が再び狭くならないよう内側から支え、血管の狭窄を防ぐ方法が行われています。ステント手術後患部が再狭窄する事がありその場合はバルーンを用いたりしますが一般的には内側に再度ステント手術を行われています。最近は再狭窄を防ぐ為薬剤を塗布した薬剤溶出型ステントを用いたりしますが確率は下がるものの再狭窄はやはり起こります。それなら最初からバイパス手術が良いのでは無いかと思われますが開胸手術をして1カ月の入院期間等の患者負担も考えてステント手術が通常は行われています。

薬の食べあわせ

2020.03.16 | Category: くすり

高血圧をコントロールする薬は、飲み始めると長く飲み続ける事になります。所が案外見過ごされているのが、薬と食べ物との相性です。例えば減塩を厳しく守りながら利尿剤を飲むと、薬の効き目が強くなって急激に血圧が低下したり低ナトリウム血症になる場合があります。またβ遮断薬はアルコールとー緒に飲むと薬の血中消失が旱くなり効か無くなくなりますし、タバコと一緒でも薬効が失われてしまいます。Ca桔抗薬とグレープフルーツジュースを一緒に飲むと急な血圧降下や動悸、吐き気等が起こるのはグレープフルーツだけに含まれるある種のフラボノイドが肝臓の薬物代謝酵素のP450を阻害する為に、身体の中での薬の可動率が2倍以上にもなるからです。また血管を拡張させて血圧を下げる塩酸ヒドララジンは亜鉛を多く含む食べ物と一緒だと頭痛や頻脈、起立性低血圧等の副作用が出る事があります。亜鉛を多く含むのは牡蠣や豆類、カボチヤ等。所がACE阻害剤では亜鉛の吸収を阻害するので、長く服用している間に味覚異常が起こる事があります。最近の降圧剤は副作用も少なくなっていますが、食べ物やお酒、タバコによって影響を受ける事もあるので、軽視せず、変だなと思ったら医師、薬剤師に詳しい説明を求める事が必要です。

筋肉痛とアイシング

2020.03.15 | Category: 骨格筋

激しいスポーツや久しぶりにスポーツをした後に筋肉は硬くなり痛みを感じます。この筋肉痛は運動した当日よりも1日か2日経ってから痛みが出て1週間程度で治まりますが、その痛みを少しでも軽減するには運動後のアイシングです。筋肉の伸縮運動には伸長運動(力を加えながら筋肉を短く収縮する動作、エキセントリックな運動)、短縮運動(力を加えて筋肉を短くする動作。コンセトリック)、等尺運動(筋肉を一定の長さのまま維持する動作。アイソメトリック)の3種類がありますが、筋肉痛は伸長運動に多く出ます。この運動は最も力が出る割りにその運動に関与する筋線維の数が最も少なく、負担はそれだけ大きいので、筋線維やその周辺の結合組織に与える損傷も大きいのです。その損傷を修復する過程で起きる炎症や、浮腫が筋肉痛の正体です。アイシングは運動によって生じた損傷部分に、白血球が集まってきて活性酵素が発生し、炎症を拡大するのを防ぎ、回復を早早める効果があるのです。アイシングは氷嚢かポリエチレンの袋に氷と水を入れてO℃にして、氷が直接皮膚に触れない様にして行います。このアイシングにより、痛みが軽減されますが、筋肉や靫帯の損傷部分はそのままですから、あくまで応急処置ですので痛みが無いからといって無理をしない事です。

瘢痕とストレッチ

2020.03.14 | Category: 整形

激しい運動で無くても、ちょっとしたアクシデントで怪我をしてしまいます。しかし、例えば打撲、捻転、過伸展等で筋肉や靭帯等を損傷すると直ちに再生と修復が行われます。まずは急性炎症反応が起こり血液供給を増やし酸素と栄養物を豊富に提供します。更に損傷を局所に留める為に大食細胞が活動し損傷を受けた周辺部位の残留物や分解産物等を取り除き綺麗に掃除をします。所で、骨格筋や靭帯には再生能力は殆どありませんので、この後は瘢痕形成が進められ線維化によって周囲の結合組織も含めて組織を修復します。7日目位で肉芽組織にある繊維芽細胞によって血管に富んだ瘢痕が出来ますが、引っ張るとまだ弱く簡単に裂けてしまいます。この時期に過度な運動をやると出血と炎症を繰り返す事になり、これが慢性の捻挫です。日が経つにつれ段々結合力を増してきますが、この時期にストレッチ等で筋肉や靭帯にある程度の負荷をかけてあげると瘢痕の線維が引っ張られる方向に平行に形成される様になります。この時期に規則正しいストレッチをする事が大切なのは、線雄も長く伸びて、しこりの無いある程度たわみのある瘢痕が形成されるからです。

ストレスが体に与える影響

2020.03.13 | Category: 腰痛

ストレスと腰痛に関して興味深い本があります。

夏樹静子「椅子がこわい」文芸春秋、定価(1238+税)です。かなり前に私が読んだ本で作家の夏樹静子さんも既に亡くなられています。

図書館にも置いてある本だと思いますので、読みやすい内容なので腰痛の方は一読されてはいかがでしょうか。

この本の帯付にある「私は、1999年1月から約3年間原因不明の激しい腰痛とそれに伴う奇怪とさえ感じるほどの異様な症状や障害に悩まされた。考えられる限りの治療―最後に、どうしても最後まで信じられなかった唯一の正しい治療法に辿りつくまでーを試みたが、何ひとつ効かなく、症状はジリジリと不気味に悪化した。私は心身共に苦しみぬき、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされて、時にはしを頭に浮かべた」(本文より)

この本は売れっ子作家が突然腰痛を発して病院や治療院に行って治療を受けたお話しである。

経済的にも裕福な方である事から全国の名医と言われる病院、治療院を訪ね歩いた放浪記で、怖いのはリアリティを出すためにすべて実名を挙げている事です。

あそこに行って治らなかった、ここでは病名が違って言われた等と本の中で書き記した内容なので、当時はある意味凄い本が出たと話題になりました。

ある朝から突然腰痛が起こり、着替えをするのも辛い状態が始まり、腰から背中にかけて鉄の甲羅を張り付けた感覚に襲われた。

どんな鎮痛剤、座薬、注射も効かない、椅子に座る事が痛くてできない。いくらか正座の姿勢の方がまだましだがそれも5分ほどで我慢ができなくなる。

立っていた方がまだ楽だがそれも10分ほどで痛みでしゃがみ込みたくなる。

腰かけられない、立てない、で何もできない状態で外出、仕事、喫茶店、映画等なにもできないでいました。

不思議な事に痛みには波があり、比較的楽な状態の日もあれば、まったく痛みの為に何もできない日もあるのでした。

その前までは自分でも呆れるほど丈夫だっと書き記しています。ギックリ腰なども一度もやった事のない仕事人間だったのです。

その前の予兆も耳鳴りが始まる耳鼻科、内科、そして最後は慈恵医科大学脳神経外科鈴木敬教授から心配ないから耳鳴りを気にしないで下さいと説明をうける。

次に眼精疲労は眼科医にかかり近所の評判の良い眼科医、九州大学眼科で眼精疲労の診断、東京医科歯科大学付属病院眼科助教授坪田一男先生はドライアイの診断の目薬をもらった事があった。

腰痛になりホームドクターの吉永拓国先生に受診その内治るでしょうといわれるが痛みが強くなる。

腰痛の為に近所でも評判の高い福岡整形外科副院長徳永純一先生を受診して骨粗鬆症の兆しはあるが、腰痛問題ないとの診断。痛みはまったく改善しない。

福岡大学体育学部助教授の先生の置き鍼を受けるも効果なかった。

その後東京の有名な鍼灸師鳥倉鶴久にかかり、圧痛が無いの事を先生が不思議がり、治療を受けるも変わらない。

内臓からきているかもと九州大学整形外科で精密検査を行い杉岡洋一教授から筋力が弱まっている事を説明をうける、そこから産婦人科の中野仁雄教授を紹介され診断の結果問題無しとなる。

ヒーリングではと手かざしが効果があると聞いてして高塚光さんに治療を受けるが効果が無い。

愛宕神社で護摩焚きを受ける。

紹介で光安整形外科を受診安岡知夫先生を受診九州大学出身とまで書き記す。ここでも筋力低下の診断。

プールでの運動は以前からしていたが、これらを鑑みてプールに熱心に通う様になる。

一発で遠藤周作夫人の腰痛を治したという有名な気功師遠藤睦雄先生に気功を受けるも気すら感じる事ができない。

更に中川式気功の創始者中川雅仁氏に気功を受けるが変わらない。

私自身(夏樹静子)が非科学的な事に否定的な見解なので効果を感じる事ができなかったのかもしれないと書かれている。

中川雅仁氏の紹介の博多駅裏、足裏マッサージに通うも変わらない。

定期的に受診している光安整形外科を受診安岡知夫先生が自律神経失調症からきているのでは無いかと言い出す。

ホームドクターの良永拓国医師からも同一意見を言われる。

荻窪の東京衛生病院アメリカ人カイロプラクティックでも故障は無いと言われる。

カメラマンに腰痛が多いので名人を知っているとカメラマンの紹介の中国鍼の赤坂にある治療院にいくも変わらなかった。

気功と鍼をする劉勇先生は名医とのふれこみが凄い先生であったが九州まで来て頂いたが変わらなかった。

精神安定剤を服用するようになる。

作家の白石一郎さんがかかっているマッサージ師の治療を受けるが変わらない。

九州大学整形外科精神科の田代信維教授からうつ病の薬を出される。

川蔦整形外科病院に入院ストレス性腰痛と診断

東京の東大和市にある堀江治療院で堀江高志氏にカイロプラクティック治療を受けるが良くならない、更に堀江高志氏が霊が付いていると言われて、本格的にその霊のご供養をするが良くならない。

知人の村山妙映さんが霊が付いていると言われて塔婆を作りお経をあげたがまったく変わらない。

福岡の整体研究所をかかるが変わらない。

東京女子医科大学東洋医学研究所で代田文彦先生の治療を受けるも変わらない。

新宿の検診センターで平木英人医師から硬膜ブロックを受けるが痛みが変わらない
平木医師から典型的な心身症と言われる。

平木英人先生から心理療法の森田療法を勧められる。

南熱海温泉病院に入院絶食療法、カウンセリング、心理テストを受ける
痛みに変化が無いので騙されたと反抗的な態度をとる。

そこで意識の変革に気づきようやく痛みが取れ退院したという事です。

この本は治った形で出版されてますが、一時的には本人もそう思ったのでしょうが実はその後も依然として継続して予後不良のまま人生を終えられています。

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