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高血圧 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

脈圧

2021.05.13 | Category: ,高血圧

上の血圧(収縮期の血圧)と下の血圧(拡張期の血圧)の差を脈圧といいます。

健康な人の血圧は上が100~130㎜Hg、下が60~80㎜Hgですから、脈圧は40~50㎜Hg位が望ましいという事になります。

一般には高血圧では上も下も上昇すると思われがちですが、高齢者では上ほど下が上がるわけではなく、むしろ下がりがちになります。

これは高齢になると動脈硬化が進むため、柔軟性がなくなる為だと考えられます。ですからどれ位の風圧がいいのかは年齢にもよるので一概にいえません。

ただし脈圧が大きくなるということはそれだけで心疾患の危険性が増す事は分かっています。

脈圧が60㎜Hgだとそれだけで心筋梗塞の危険性が高くなります。脈圧が極端に大きい時は大動脈閉鎖不全症や甲状腺機能亢進症も疑われます。

さて脈圧が小さい場合、下の血圧だけが高い場合は拡張期高血圧ですが、高血圧だった人が高い方の血圧だけ低くなって脈圧が下がった場合は心機能の低下が疑われます。

また上が170位もあって脈圧が小さいという事は下の血圧は130~140㎜Hgほどもあるという事になり、高血圧として危険域ですから腎臓の検査や眼底検査を行わなければなりません。

二次性高血圧

2021.05.11 | Category: 高血圧

高血圧症の95%は遺伝や肥満等、複数の要因が関与していて原因が特定できない本態性(一次性)高血圧と、原因となる病気が特定できる二次性高血圧があります。

高血圧全体からみれば二次性高血圧の頻度は低いのですが、原因さえ取り除けば高血圧が全快する事も多いので、きちんと治療する事が大切です。

二次性高血圧の中で最も多いのが腎性高血圧で、次いで腎血管性高血圧が多く、後は内分泌性、薬物誘発性が知られています。

腎性高血圧は主に腎炎(糸球体腎炎)と腎孟腎炎が原因で、腎炎は糸球体が炎症を起こし、尿を作り出す等の腎機能が低下してくる病気です。

急性腎炎は溶連菌感染症の後で起こる事が多く、慢性腎炎は尿検査で蛋白尿や血尿等で発見される事が多いのですが、血圧は最初は低く、進行するに従って上がっていきます。

腎孟腎炎でも腎機能低下が起きると血圧が上がります。

腎血管性高血圧が起きるのは、まずアテローム性の動脈硬化症があり、腎動脈の入り□付近が狭くなって腎血流量と糸球体濾過量が少なくなります。

すると強力な血管収縮作用を持つ腎ホルモンのレニンが傍糸球体から放出され、レニンは血管収縮因子のアンギオテンシンⅡ産生を増加させるのです。

アンギオテンシンⅡは全身の血管にも収縮作用を及ぼし、副腎に働きかけてアルドステロンの分泌を促すので、ナトリウム・チャンネルの生産が高まってナトリウムの再吸収が促進され、体内の塩分貯蔵量が増します。

またカリウムの排泄を促進するので、低カリウム血症になる結果、体液増加が起こり高血圧となるのです。

拡張期高血圧

2021.05.08 | Category: 高血圧

高血圧に合併する心筋梗塞や脳梗塞等の怖い循環器疾患はもっぱら収縮期の血圧を問題とする事が多いのですが、拡張期の血圧も90㎜Hg以上は高血圧です。

高血圧という場合は収縮期、拡張期とも上昇する事が多いのですが、まれに収縮期血圧はさほど高くないのに、拡張期の血圧だけが上がる事があります。

一口に血圧といっても、収縮期の血圧は血液の心拍出量に、拡張期血圧は血管の循環抵抗に関係しています。

したがって下の血圧だけが高くなるという事は、大きな動脈まではあまり変化していないものの、小動脈や細動脈の血管抵抗が増加しているという事で末梢血管の抵抗が高まっている、つまり血液の流れが滞っている状態だといえます。

血管そのものの状態に影響されるのはもちろんですが、細い毛細血管では、赤血球がくっ付いていたり、変形しにくくなって流れがスムーズでなくなっても、血管の循環抵抗が高まってしまいます。

拡張期の高血圧は若い人では腎性の高血圧等のように二次性高血圧の可能性もありますが、そうでない場合の多くは、肥満、運動不足、大量飲酒、喫煙等の影響が大きいとされています。

エアロビクス等、等張性運動の後等では拡張期の血圧が低下しますから、生活習慣の改善によって低下させる事ができやすい高血圧といえます。

高血圧の指標

2020.12.27 | Category: 高血圧

高血圧はあまりにありふれていて、年をとれば血圧が上がるのは自然現象だと思いがちですが、実際は生活の中で培われた生活習慣病だと言えます。

高血圧を放って置くと怖いのが脳卒中、心疾患、腎臓病等の合併症で、高血圧を改善すれば明らかにこれらのリスクを減らす事が出来る訳です。

ではどれ位が最適か?正常血圧高130未満低85未満 (理想は高120未満低80未満)WHO(世界保健機構)とISH(国際高血圧学会)によって発表された高血圧の新しい治療ガイドラインによると、これまでの基準(正常血圧値:収縮期140以下・拡張期90)値よりも数値が厳しく設定きれています。

また高血圧と言ってもそのレベルを3段階に分けて重症度を分かりやすく設定しています。この基準によると日本での高血圧人口は約3000万人以上にもなります。

更に高血圧以外の危険因子と重症度を組み合わせる事で予後のリスクも見通し、治療の方針を決めるという方向に来ているのです。

最大血圧と最小血圧

2020.12.27 | Category: 高血圧

最大血圧は心臓が収縮した時の最大値で、最小血圧は心臓が拡張した時の最小値の血圧を指します。

この血圧の値に影響を与える因子としては、心拍出量、循環血液量、末梢血管の抵抗、血液の粘性、太い動脈の弾性があります。

ところで、最大血圧の変動は収縮時の太い血管の弾力性と心臓の収縮力の強弱によって決定されます。

太い動脈は心臓が収縮した時弾性がある為拡張して、血液が一挙に細い末梢の血管に流れ込ま無い様にしています。

血管の弾性が弱くなったり、心拍出量が増えれば心臓の収縮時に最大血圧は当然高くなります。

また最小血圧は、この太い動脈にとめられていた血液が心臓が拡張する時に末梢に送られた時の血圧です。

その時、末梢の血管の内腔が狭くなり抵抗が高くなる時は最小血圧は高くなります。

最小血圧が高くなると言う事は、末梢の血管が締まったり、詰まってきたり、更に血液の粘性が高い等の動脈硬化が進行する因子が増大している事と言えます。

ですから、高血圧では最小血圧が高くなる事の方が恐い訳です。

一般に高血圧は最大も最小も共に高くなる事が多いのですが、70才を過ぎた高齢者は太い動脈の弾性が無くなる為、最大血圧が高くなり最小血圧は低くなる収縮期高血圧になる特徴があります。

ただ、アメリカの統計で、最大血圧だけ高い収縮期性高血圧でも心筋梗塞になりやすい事が分かったので、警戒する様になって来ました

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