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骨格筋 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

大腰筋

2021.02.10 | Category: 骨格筋

大腰筋、腸骨筋とで腸腰筋といいますが、この骨盤内のインナーマッスルは、骨盤、股関節、脊柱をつないで歩行や姿勢に関わる大切な筋肉群です。

腸骨筋は骨盤の上部から始まって大腿骨の小転子に停止する単関節筋で、大腿骨を引き上げるときに働きます。

大腰筋は第12胸椎と第1~4腰椎椎体という広い範囲から始まり、途中で腰骨筋と一緒になって大腿骨の小転子に付着する複関節筋です。

腰骨筋は大腿骨を引き上げるという単純な働きであるのに対し、大腰筋は股関節を曲げる、骨盤を立てる、腰椎を腹側に引いて脊柱のS字型を維持するという複雑な働きをします。

更に自律神経とも密接な関係を持つ重要な筋肉なのです。大腰筋が衰えると骨盤が後ろに傾き、内臓を支える腹筋等が緩んで内臓が下垂します。更に姿勢のバランスをとろうとして顎や胸椎が前に突き出し、猫背になってしまいます。

当然腰まわりの筋肉も弱まり、筋肉の代謝全体が悪くなって、内臓脂肪も皮下脂肪も溜まりやすくなるのです。

こうした状態では交感神経の働きも悪くなり、益々代謝が悪くなり冷え症や更年期障害、便秘を引き起こす様になります。

当然歩行能力にも影響し、つまづきや転倒の危険性が大きくなります。実際高齢者に大腰筋のトレーニングを行う事で歩行能力が著しく改善したとの報告もあります。

高齢になると大腰筋が衰えてきますが、最近では若い女性も運動不足の為大腰筋が細くなっていて、それが冷え症や隠れ肥満の原因になっていると考えられます。

簡単なやり方ではスクワットが効果的ですが、無理な場合は腰掛けたイスから立ち上がる事の繰り返しでも効果はみられます。

筋肉痛とアイシング

2020.03.15 | Category: 骨格筋

激しいスポーツや久しぶりにスポーツをした後に筋肉は硬くなり痛みを感じます。この筋肉痛は運動した当日よりも1日か2日経ってから痛みが出て1週間程度で治まりますが、その痛みを少しでも軽減するには運動後のアイシングです。筋肉の伸縮運動には伸長運動(力を加えながら筋肉を短く収縮する動作、エキセントリックな運動)、短縮運動(力を加えて筋肉を短くする動作。コンセトリック)、等尺運動(筋肉を一定の長さのまま維持する動作。アイソメトリック)の3種類がありますが、筋肉痛は伸長運動に多く出ます。この運動は最も力が出る割りにその運動に関与する筋線維の数が最も少なく、負担はそれだけ大きいので、筋線維やその周辺の結合組織に与える損傷も大きいのです。その損傷を修復する過程で起きる炎症や、浮腫が筋肉痛の正体です。アイシングは運動によって生じた損傷部分に、白血球が集まってきて活性酵素が発生し、炎症を拡大するのを防ぎ、回復を早早める効果があるのです。アイシングは氷嚢かポリエチレンの袋に氷と水を入れてO℃にして、氷が直接皮膚に触れない様にして行います。このアイシングにより、痛みが軽減されますが、筋肉や靫帯の損傷部分はそのままですから、あくまで応急処置ですので痛みが無いからといって無理をしない事です。

足の筋力低下

2020.03.05 | Category: 骨格筋

足は第二の心臓 といいます。人間筋肉の約3分の2は腰から下に付いていて、足を使う事によってその筋肉を伸縮させる事で血昔の循環を促進させ、心臓を助けています。ですから身体全体の代謝にとっても足の筋肉は大変重要な働きをしている事が分かります。しかし、労働科学究所の調査では、20歳代の筋力は60歳になると背筋や腕力は70%の力を保っているのに、脚力はわずか40%になってしまうとされます。使わない器官は退化し萎縮するという汎用性萎縮の法則がありますが、現代人は足をしっかり使わない為にハッキリ退化して来ているのです。古代人と現代人の足形を比較すると、明らかに現代人は重心位置がしだいに踵寄りになっていると言います。つまり、そっくり返った姿勢になってきて、このまま重心の位置が更に踵側に寄れば、ちょっと押しただけで倒れてしまうかもしれません。この原因は、子供の頃から足指を使う事が無くなり、指がしっかり発達しないために前寄に体重を支えきれなくなって次第に重心位置がが後退してきたからです。1日1万歩で転ばぬ先の足を作る事がなにより大切です。

骨格筋とは

2020.02.24 | Category: 骨格筋

骨格筋は約400ありますが、ほとんどが全身の関節の動きに関与する筋です。しかし中には皮膚に付着して皮膚を動かす顔面筋、広頸筋など(皮筋)もあります。この運動を司る骨格筋の形態や機能を知る事は、我々の仕事の上で基本中の基本です。患者さんの症状には筋肉のコリや痛みが必ずあります。どの部位の節肉でも我々の手技でコリや痛みを即座に取り除く事が出来れば、患者さんはおおむね満足します。臨床上の痛みを疼痛を取り除く、それだけでは科学は終わりません。筋肉のコリや痛みが起こる原因は一つでは無いからです。この筋肉における痛みや機能障害を解明する為のアプローチは様々な分野に広がり、運動生理学は宇宙科学の分野でも研究されています。更に、分子生物学的な手法を用いた研究により、筋の収縮張力は収縮装置はもとより、筋細胞小器官であるミトコンドリアや筋小胞体、リソゾーム等の変化によつても影響される事が報告されています。この変化は発育、加齢、性差によつても異なること明らかになつてきました。

神経と骨格筋

2020.02.23 | Category: 骨格筋

身体の腱や靭帯から脳に伝わる興奮は、脊髄から上行する求心線維で視床、大脳皮質、小脳に達するばかりでなく側枝を脳幹の網様体に送って、網様体を一定の活動状態に保っています。一方この網様体からはインパルスを大脳皮質に送って皮質を目覚めた状態にしています。この系を網様体賦活系と言い、この網様体が破壊されると深い眠りに落ち込みます。多くの麻酔薬はこの系を抑制するように働きます。運転していると眠気醒ましにガムを噛むと良いというのは、顎や噛む筋肉の刺激が脳幹の網様体にはいり、そこを刺激して目覚めの反応を起こさせるのです。長く同じ姿勢をした仕事の後に手足を伸ばすと気分転換になりますが、その刺激が脳の目覚めの反応を強くしているのです。日頃から筋肉や腱や靭帯など身体の各部分を伸ばすと言う事は、神経の興奮を脳に伝え、脳を活性化する為に重要な事なのです。身体を硬くして伸ばす事が出来ないと、その場所の神経を刺激する事が無い分けです。そうなると脳を刺激する神経の数はそれだけ少なくなり働きも衰えてきます。痴呆を防ぐ為にも腱や靭帯をいつも伸ばす事が良いといえます

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