- Blog記事一覧 -養生法 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

養生法 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

睡眠のリズム

2021.06.13 | Category: 養生法

睡眠は、脳や身体の疲労回復をする為に必要な生理現象で、心身の養生として基本的な事です。

生体には、午後1~2時頃の小さな眠気と夜間の大きな眠気が12回あり、それが自然な睡眠リズムです。

夜間の睡眠では深い眠りが起きる最初の3時間に成長ホルモンが分泌されます。

このホルモンは思春期の身体作りに必要ですが、その後も脳や身体の組織の修復、強化、増殖には欠かせません。

しかし加齢が進むと眠りが浅くなり、このホルモンの分泌が減少してくるので、夜の睡眠をしっかり取る事が養生に繋がってくるのです。

夜の深い睡眠をとるひとつとして15~30分の昼寝です。

老人大学という高齢者の集まりで、心理テストから意欲的なグループと消極的なグループを選び、睡眠の状態を調べたところ、意欲的なグループの方が昼寝を取る率が高かったのです。

更に昼寝には決まった時間に取る積極的昼寝と襲って来る眠気に負けて昼寝を取る消極的昼寝があり、老人を二つのグループに分けて、夜間の睡眠の状態を調べたところ、積極的昼寝をとった方が、不眠の訴えが少ない事が分かりました。

睡眠リズムをきっちり守る事で、夜の睡眠がスムーズに行くからと考えられています。

また睡眠には体温リズムも関係し、昼間活動的に運動すると体温は上昇し、夜になると低下しますが、その変動が大きい程熟睡できます。

運動する時間帯は最も活動が高まる午後が良いとされています。

最近では2000~3000ルクスの人工光線が人の生体リズムを強く同調させる事が分かり、昼間の太陽光線を浴びる事が夜間の深い睡眠を取る為には必要不可欠なのです。

この事からも日中は活動的に運動をし、趣味を持つ等意欲的な生活で生体リズムを強化する事で、質の良い睡眠をしっかり取ることが養生に繋がるのです。

ウオーキング

2021.06.13 | Category: 養生法

運動して筋肉を鍛える事は全身の養生になります。

筋肉は第2の心臓といわれるように心臓循癩器系に影響しています。

特に筋肉の70%が脚にあるのでウォーキング等で下半身を鍛える事は重要です。脚の血液は静脈の静脈弁が逆流を防ぎながら、筋肉ポンプ作用で心臓に戻ります。

老いは足腰からといわれますが、その筋肉が衰え減少してくると筋肉ポンプ作用も低下して、心臓に負担をかけて血圧の上昇に繋がるので、下肢の筋肉を鍛える事が養生になるのです。

また、歩いたり、立ったり、座ったり、交互に手と足を動かす、身体のバランスを取る等、脚、腰、背中等の筋肉や腱から、身体の姿勢を正そうとし脳に情報が行き、その刺激が脳の活性にも役立つのです。

運動不足でその情報が少なくなってくると脳の機能低下の原因になったり、起立時にバランスを崩して転倒し、骨折を起こす危険が増加するのです。

女性では閉経後に骨組夥症対策として、食べ物からカルシウムを摂りますが、その吸収を良くする為には適度な運動が重要です。

運動をして荷重をかけると骨芽細胞の活性化と骨の圧電位の発生により骨形成が促されるのです。

閉経後の女性が1日平均25分以上のウォーキングをする事で骨量の低下を防止するだけで無く増加させたという研究報告があります。

ウォーキングは下半身の筋肉増強、骨の強化と共に血液循環を改善し、脳の活性化に役立つ養生法です。

ガーデニングで心の養生

2021.06.13 | Category: 養生法

草花や野菜を植えたり年間を通じて植物の世話をしていく事は、入の心にゆとりと安らぎ、楽しみとやりがいを与えてくれます。

ガーデニングのこういった養生効果は欧米では古くから知られていて、医療や福祉の現場で治療やリハビリテーションを目的として植物や園芸作業を用いるのが園芸療法(ホーティカルチャー・セラピー)です。

老人ホームや身体障害者や知的障害者の施設、精神病院などで実際に活用され、大いに効果を上げています。

もともとアメリカでは傷痍軍人の社会復帰を目指す為の方法として行われ、その指導にあたる人の資格として園芸療法士の制度が設けられました。

ヨーロッパでは園芸療法士の資格制度はありませんが、それに準ずる人たちが指導を行い、日本ではリハビリテーションの一環として作業療法の中に園芸作業があります。

さて最近の日本でブームになっているガーデニングですが、世の中が不況になり騒然としてくればくる程、人は身近に安らげるものを求める傾向にあります。

遠出をしなくても戸外で自然に触れ、美しい草花に接する事ができれば、人は不安やストレスが随分と癒やされます。

植物の香りを嗅ぐといい気分になったり気持ちが落ち着いたり、実際に血圧が下がる等身体面でも効果が現れるので、身近な養生法として期待できます。

薬膳という考え方

2021.06.13 | Category: 養生法

日本でも馴染みになった「薬膳」ですが、初めて薬膳という言葉が使われたのは中国でも1970年頃。1980年に漢方薬店が漢方に沿ったスタミナ健康食のレストランが最初の薬膳レストランだといいますから、案外新しい言葉です。

とはいえ、中国では既に3000年前から食物によって病気を予防したり治療する医師が一番の名医だという考え方がある様に、食養の考え方は現代に至って薬膳として結実しているわけです。

薬膳では日常の食品や薬草のひとつひとつには五味(酸・苦・甘・辛・鍼)と四気(熱・温・(平)・涼・寒)があるとして、これらのバランスを重視します。

それも単なるバランスを取るというよりも陰陽五行の木火土金水に対応して、相生相剋の関係として考えていきます。

この五味四気は西洋医学的に証明されているわけではありませんが、経験則として積み重ねられてきたものです。

寒の食べ物は熱の食べ物と合わせる事でその害を無くしたり、暑い季節は「冷」の、寒い季節は「熱」の食べ物を、更には人の陰陽、虚実にも対応させて処方していきます。

また薬膳は単に漢方薬を料理に加えて料理したものではありません。

組み合わせが正しくなければ時としてマイナスに作用する場合があり、それは薬膳でも同様です。

薬膳では病気治療の為の「食療」と病気にならない様にする「食養」とがあります。

中国では治療を目的として処方される事が多い様ですが、日本では食養という面で受け入れられているといえます。

白隠の軟酥の法

2021.06.13 | Category: 養生法

中国の気功法は調心、調息、調身によって心身のバランスを安定したものにするという考えが基本にあります。

ところで、天台宗の開祖である中国の智者大師はこの三つに飲食と睡眠を加えて、五つの調和と調節を坐禅の修業に採り入れました。

その修行の為の手引きになるのが「天台小止観」で、心と身体の調節法として、具体的な養生法ともいえるのです。

この天台小止観を下敷きにしてこの坐禅のやり方や心構えを説いた日本の書物で有名なのが道元禅師の「普勧坐禅儀」や恵心僧都「止観坐禅記」等です。

これらは坐禅を主眼にして説いていますが、これに対して調息を主眼にしているのが江戸時代の白隠禅師の「夜船閑話(やせんかんな)」です。

この中で呼吸法の重要性と身体の上虚下実の実現の為の臍下丹田を充実させる事の大切さを説いています。

また、軟酥の法は現在の自律訓練法等共通するイメージトレーニング法です。

軟酥という微妙な色合いと清々しい香りの妙薬が自分の頭の上にあると念じて、その軟酥に頭の先から次第につま先までゆっくり溶けて行く事を想像する様にします。

この時に身体の中の五臓六腑の滞りや痛みやしこりがすべて流れ落ちる事をイメージします。

その流れ出て行く音が聞こえ、それが全身を降りて行き、次第に両脚が温かくなる様に想像します。

このイメージを何度も繰り返すと心身とも軽やかになり、気血の滞りも消えて、内臓は調和して、皮膚も光沢を増して行くと説いています。

当院のスケジュール