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生活習慣病 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

増える痛風

2021.06.20 | Category: 生活習慣病

痛風は、足趾の激烈な痛みで発症する事が多いのですが、ベースになる高尿酸血症は日本人成人男性の20%とみなされています。

圧倒的に男性が多いのですが、閉経後の女性も危険性は高くなります。

高尿酸血症は肥満、暴飲暴食等が原因である事が多く、痛風だけで無く高脂血症、糖尿病、高血圧、腎障害、動脈硬化症、心筋梗塞等を合併する生活習慣病の一つなのです。

激しい痛みの急性期には薬による鎮痛も必要ですが、血清尿酸値が正常になっても、関節の回りに沈着した尿酸塩が溶解して行く過程で結晶脱落が起こる為、半年位は発作が起こりやすい状態が続きます。

しかし血清尿酸値が正常になり尿酸塩が無くなってからが勝負で、一生に渡って血清尿酸値をコントロールしなければなりません。

飲酒を控える・総カロリーを制限する・水分を充分に摂る・軽い運動をする・ストレスを溜め無い事が基本になります。

プリン体を多く含む食品(ビール、ウニ、イクラ等)を控える事も大切ですが、食べ物のプリン体に神経質になるよりはむしろ総カロリーを制限した方が良いのです。

また痛風患者はよく運動している方ですが、かえって激しい運動をしている人が多い様です。

無酸素運動では血清尿酸値を上昇させるので激しい運動は控えなければなりません。

更に、尿の中の尿酸の濃度が上がると尿路結石や尿細管閉塞等で腎障害が起こりやすくなります。

尿のPHが酸性に傾くと尿酸の溶解度が低下するので尿のPHをアルカリ傾向にする様な食生活にして水分をたっぷり摂る事も大切です。

生活習慣病と遺伝子

2021.06.16 | Category: 生活習慣病

同じ様な生活や環境であってもある人は病気になり、ある人は健康です。それは偶然と言うよりも、遺伝子のせいだといえます。

ヒトゲノムの解析が終わり遺伝子の研究が進むにつれて、ほとんどの病気が遺伝子と関係があると言う事が分かってきています。

ひとつの遺伝子の変異や異常が、ある病気と一対一の関係をもつ遺伝性の疾患は1万種類以上といわれますが、既にその約70%がどの遺伝子に対応しているのかが分かっています。

しかしヒトのゲノム配列は個々人で微妙な違いを持っています。

それが多型と呼ばれる違いで、一対一に結び付かないまでもある種の病気のなりやすさの原因になっているのです。

例えば高血圧の原因には水一電解質代謝の不具合、交感神経系の影響、インスリン関連等が複雑に絡み合っていますが、それら本態性高血圧と関連があると見られる候補遺伝子だけでも20以上があるのです。

個人によっては複数の多型を持つ事も多く、そう言う人は生活習慣のリスク(喫煙、肥満など)が相乗的に働いて生活習慣病になってしまいます。

ある人にとっては食塩を減らせば血圧が下がるのに別の人では下がり難い、と言う様に個人によって違いが出て来るのもこの遺伝子の多型によるのです。

糖尿病をはじめ、生活習慣病と言われる疾患はこの遺伝子の多型が関連している事は間違いない様です。

今は遺伝子診断によって自分の遺伝子の型が分かってコントロールの参考にします。

ウエルラウンド・エクササイズ

2021.06.13 | Category: 生活習慣病

生活習慣病の予防・改善の為の運動としてはウォーキングなどの有酸素運動(エアロビック エクササイズ)が重要な事は間違いありません。

しかし、最近ではそれだけでは十分ではないという考え方が出てきています。

有酸素運動の継続は心肺機能のアップだけでなく、インスリン抵抗性の改善等に有効ですから、第一番に考えるべき運動である事は間違いありません。

しかし下半身の筋力や柔軟性が衰えれば日常生活の活動が狭まったり転倒等に結びつき、QOLがひどく低下します。そこで、アメリカスポーツ医学会によってウエルラウンド・エクササイズ(Well-rounded Exercise)という考え方が推奨されるようになってきたのです。

ウエルラウンドとは、「十分に発達した」とか「バランスの取れた」という様な意味で、有酸素運動に加えて筋肉づくり(レジスタンス トレーニング)と柔軟性トレーニングも欠かせ無いという分けです。

これに加えてバランス運動も大切です。特に加齢に従って筋力の低下率が大きくなりますから、運動量の低下は生活習慣病やその悪化に結び付くので筋力の維持はどうしても必要なのです。

米国スポーツ医学会では次の様な指針を出しています。

脂肪肝は危険信号

2021.06.13 | Category: 生活習慣病

お酒を晩酌程度に飲む生活習慣は百薬の長と言う事で良いのですが、度を超した飲酒習慣は肝臓障害を引き起こします。

肝臓のアルコール処理能力は体格の個人差や健康状態によって影響されますが、体重60kgの平均的な日本人は1時間で6.6gと言われています。

日本酒2合以内(ビール大2本)であれば約8時間で完全に排泄されるので、翌朝に残さないためには1日2合以内です。

通常肝臓には約3%の脂肪が蓄えられていますが、日本酒を毎日3合以上を3年以上続けている常習飲酒家が、過剰なカロリーの食べ物と一緒にアルコールを摂取続けると肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝になります。

肝臓に中等度(脂肪50%)が蓄積されても自覚症状はあまりなく、この段階で2~3週間の禁酒、食事制限、運動をすれば脂肪肝は治ります。

しかし、そのまま放置して飲み続けたら肝臓が壊死し、食欲不振、吐き気、黄疸、発熱などを伴うアルコール性肝炎になり、更にアルコール性肝硬変になってしまいます。

肝硬変になれば低蛋白血症や腹水等様々な症状が現れてきます。

このアルコール性肝硬変の長期生存率は断酒と関連しますが、久留米大学の谷川教授によると5年生存率は断酒群で89%、飲酒継続は44%、10年生存は断酒群65%、飲酒継続は25%という報告があり摂生する事が重要です。

健康診断で中性脂肪俯、コレステロール値が高い場合は脂肪肝予備軍。禁酒、食事制限、適度な運動をして生活習慣を改める事です。

軽くても安全でないタバコ

2021.06.13 | Category: 生活習慣病

動脈硬化による血液循環障害の原因として喫煙習慣があります。

厚生労働省のタバコ白書によると肺がんは年間52000人死亡し、その内8割は喫煙が原因と推測しています。

タバコは肺がん以外にも身体のあらゆる部位に影響を与えます。タバコにはニコチン、タール、一酸化炭素が含まれています。

ニコチンは毒性が強い依存性薬物で、中枢神経興奮・抑制作用や、心拍数増加、血圧上昇、末梢血管収縮、更にニコチンやニコチンによって副腎髄質からの分泌を促進されたカテコールアミンは血小板凝集能を高め、血栓が出来やすくなります。

タールにはベンツピレン等の発ガン物質を含みます。

一酸化炭素はヘモグロピンとの結合力が酸素の200倍以上で、その結合してできたカルボキシヘモグロビンは血管内皮を酸欠状態にし、内皮を傷付けたり、悪玉コレステロールを増やして動脈硬化を起こしやすくするのです。

心筋梗塞等の虚血性心疾患に関する研究では、一日20本を越える喫煙者は非喫煙者に比べて疾患の発生率が3.2倍という報告があります。

喫煙習慣はがん、冠状動脈疾患、肺気腫、気管支喘息、胃十二指腸潰瘍等の原因になる事は明らかになっています。

そこで健康の為にと低ニコチン、低タールなどの軽いタバコが、主流になってきています。

しかし厚生労働省の調べによるとパッケージに明記された軽さを示す数値の、最大で約7倍も多く吸い込む可能性がある事が分かったのです。

喫煙者は自分が満足できるニコチン量が入る様に、深く吸い込んだり、短くなるまで吸ったりするので重いタバコと煙害は変わらないのです。

やはりタバコは百害でしかないのです。

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