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免疫 | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

脳の免疫ミクログリア

2020.03.23 | Category: 免疫

血液は脳の中に入って行く事は出来ませんから、当然体の免疫をつかさどる白血球も脳の中に入っていけません。この為脳には免疫機能は無いと考えられてきました。所がが脳には特有の免疫システムがあって、担当しているのがグリア細胞の一つのミクログリアである事が分かって来たのです。普段ミクログリアは多くの突起を回りの神経細胞にまとわり付かせて異常を監視しています。神経細胞に異変が起こると守りに入りますが、その様子はマクロファージとよく似ています。つまりミクログリアもサイトカインを分泌したり腫瘍細胞を殺します。また成長因子を産生して、傷んだ神経細胞の修復をしますし、プロテアーゼや活性酸素をも産生して細菌を破壊します。しかも白血球等の免疫が悪さをして自己免疫疾患を引き起こす様に、ミクログリアも時として正常な神経細胞を殺してしまう事もあるのです。健康な人ではその様なマイナスの働きを制御しているのですが、制御が効かなくなると異常に活性化して様々な病気をもたらす訳です。アルツハイマー型痴呆症、パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側素硬化症等はこうしたミクログリアの異常な活性が大きく関係しているのでは無いかと疑われています。脳にも自己免疫疾患があるのかもしれません。

運動と免疫

2020.03.01 | Category: 免疫

適度な運動をすると免疫力がついて風邪にかかりにくくなるという報告がある一方で、過度な運動をすると上気道感染症にかかりやすくなるなど、運動と免疫との関係は一面的には捉えられない様です。確かに運動をすると単球とかリンパ球などの白血球数が増加します。マラソンなどの超過激な運動に限らず、ある程度の運動をすると筋肉では多かれ少なかれ障害が起こりますがそれは筋が炎症している事を意味します。すると免疫システムは炎症を抑える方向に働く、つまり白血球の増加に結びつくのです。そして体は炎症を抑え、筋組織を修復していくのですが、それが連動を繰り返し行っていると、筋では酸化的な代謝が高まり、繰り返えされる筋障害に対してサイトカインが増加するなどして身体は予備能力を高めて予防体制をとる様になるのです。運動をしている時の免疫の反庇はトレーニングをしている人として無い人とでも似ていますが、トレーニングを積んだ人は身体に運動というストレスが 起きた時の免疫力を保持しようとする予備力を備える様になっています。ラットの場合ですが、持統的に運動をさせている老齢ラットでNK細胞が活性化したり、リンパ球が増値する力を亢進したり、マクロフアージの貧食能力が高まる事が確認されています。それは若いラットに近づくほどの活性化であるといいます。この時、蛋白質の量が少ないのは論外ですが、高蛋白であれば免疫力も付くのかと言えばそうでは無く総エネルギー中蛋白質は20%位で最も免疫力が高まったと言います。過激な運動というのは筋の障害下炎症が多くなる分けで、過激な運動で免疫力が落ちると言う事もこれでよく分かります。

免疫

2019.10.11 | Category: 免疫

私達身の周りには微生物や食べ物や化学物質等数え切れない物質に満ち溢れています。この中で、身体にダメージを与え、更に死に至らしめるものに対抗するシステムが免疫です。免疫に関して重要な事は自己・非自己の認識です。一般に自己と非自己を認識する事は脳によって行われますが、免疫系ではその脳を介さずに自己・非自己を識別し、身体の組織に侵入する敵を排除します。この免疫系は自然免疫系と獲得免疫系に分けて考えられています。第一段階では可溶性物質である補体、リソチーム、インターフェロンや細胞であるマクロファージ、ナチュラルキラー細胞などの自然免疫系が防衛に当たっています。しかし、非常に毒性を持ったウイルスや病原菌が侵入すると緊急防衛に当たるのが獲得免疫系です。この獲得免疫には液性免疫(抗体)と細胞性免疫(T細胞)があります。この様な免疫系全部の細胞を集めると肝臓よりも大きくなる程です。基本的には微生物には液性免疫が、ウイルスには細胞性免疫が対応しています。この免疫系が食べ物や環境の急激な変化により大きく揺らいでいます。アレルギー疾患や自己免疫疾患はもとより癌も免疫系との関連が指摘されています。さらに治療の手段として免疫療法も新たな展開をみせています。

免疫は第六感

2019.10.10 | Category: 免疫

生体の恒常性を維持するシステムとしては神経・内分泌・免疫の3つの系が挙げられます。従来はこの3系は独立の系として考えられていました。神経系は感覚・認識・情動・運動を司り、内分泌系は物質代謝・生殖を調節し、そして免疫系は病原体等の異物の排除でした。しかし、最近この3系は相互に共同しながら統合して生体を調整して働いている事が明らかになっています。このような考えとして免疫系も一種の感覚器官であり、臭、視、聴、味、触の五感に次ぐ第六感目の感覚系であると大胆に提唱したのがブラロックです。それによると外部からの刺激は、通常の感覚器で認識可能であれば、その刺激が生体にとって危険であると認識すると、そのシグナルの一部は視床下部・下垂体を刺激しホルモンを分泌させ、更にホルモンがリンバ球にも働き免疫応答に変化をもたらします。一方、通常の感覚器で認識されない刺激は免疫系によって認識され免疫応答を起こします。この時リンパ球は抗体やサイトカインばかりで無く各種のホルモンや神経伝達物質を産生しうる事で、神経・内分泌系に働き、免疫系以外の生理学的な反応を引き起こしています。サバアレルギーの人がサバを見る(視覚)だけでアレルギー反応が起こる事も免疫系が感覚器の一つである例であると言っています。

抗体の種類

2019.10.09 | Category: 免疫

1億種類もの異物を認識出来る抗体は免疫グロブリン(Ig)と言われる物で、大きさや機能の違いで現在5つのクラスに分けられていて(表参照一順番は血清中で濃度の高いもの順)、各クラスはそれぞれにやや性質の違ったサブクラスを持っています。これらの抗体は
・毒素蛋白と結合して中和させる
・ウイルスや細菌を固まりにして凝集させ感染源の数を減らす
・異物に穴を開ける
・補体と一緒になってマクロファージなどに取り込みやすくさせる
等の働きをします。この様な働きは主にIgGとIgMとが中心にりますが、これらは粘液中の蛋白分解酵素によって分解されるので、粘膜では働けなくなります。すると今度はIgAが異物に付いて粘膜上に付くのを妨ぎ防御するように、それぞれの働きで協調して体を守っているのです。
免疫グロブリンの種類
IgG  組織内防御、血清の中で一番多いわゆるγグロブリンの事。胎盤を通して胎児を守る
IgM  組織内防御赤血球凝集反応に対する抗体
IgA  粘液中での防御ほとんどは分泌型だが血清型もある。母乳に多く含まれる
IgE  過敏症(アレルギー)反応寄生虫排除
IgD  微量存在し、よく分かっていない

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