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メンタル | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

お目付役のサル

2021.06.19 | Category: メンタル

寝たきりは二人の患者を作ると言われます。つまり介護する人も病気になってしまうと言う事です。

被介護者は穏やかで思いやりがあり介護者に対して感謝の気持ちを持っているとは限りません。

例えそうでも介護者には大変なストレスがかかってきます。

まして我がままで気難しい被介護者の場合は介護者に大変なストレスがかかります。

さてストレスの実験に「お目付け役のサル」と言う動物実験があります。

この実験では2匹のサルをお互いを見る事が出来、話しも出来る状態で座らせます。

1匹のサルには電気ショックを与える様に、もうl匹のサルにはレバーを与えますが、そのレバーを引けば目の前のサルの電気ショックをオフにする事が出来る様にしておきます。

つまり、レバーを引く事でもう1匹のサルの不快を救ってあげられるのです。

ただし、この電気ショックは非常に微弱で、少し不快になる程度に設定されています。

しかし、レバーを操作するサルはその事が分からないので、相手の表情等からその不快さを想像する事になります。

この実験は2匹のサルの不安感がどの程度のストレスになるかを調べる為に考案されたものです。

この実験の結果、片方のサルの腸管に見事に潰瘍を作る事に成功しましたが、この時潰瘍が出来たのは電気ショックを受けた方のサルではなく、レバーを持たされたサルの方でした。

このサルは仲間を電気ショックから救わなけれぱならないと言う責任を強く感じた為に、潰瘍になったと推量できます。

この実験でも明らかな様に介護の問題でも言えるのですが相手の状態を正確に知る事がいかに重要であるかと言う事です。

来談者中心療法

2021.06.19 | Category: メンタル

カウンセリングにおいて現在も影響力のあるのがアメリカの心理学者カール・ロジャースによる「来談者中心」と言う、非指示的なカウンセリング理論です。

それまでのカウンセリングは、何をすれば良いか、指示された課題を毎回こなし、その変化を見ると言う指示的なやり方でした。

彼は最初の頃、児童相談所において多動症の子供を持った母親を受け持ったとき、指示的なカウンセリングをしていたのですが、効果が出ませんでした。

その時、母親は自分の悩みや問題について話始め、それが子供に影響している事を母親は感じていたのでした。

その母親の問題を解決したら子供も落ち着いて来たのです。

その出来事が「あれこれアドバイスをしたがカウンセラーが考えているよりもはるかに深い問題をクライエントは知っているのだ」と言う事に気付かされたのでした。

「人間は成長力を内に秘めていて、自分の問題について自分が一番よく知っているのだ」として、カウンセラーが主導権を握るのは危険と考えたのです。

カウンセリングはクライエントの内的な問題を大切にする事で、その為に共感的理解、自己一致、無条件の肯定的配慮と言う態度が必要であると考えたのです。

更年期女性の身体と心

2021.06.19 | Category: メンタル

中高年女性の患者さんが訴える症状には、頭痛・肩こり・腰痛・関節痛・神経痛を始め、のぼせ・多汗・動悸・冷え・めまい・便秘・不眠等の自律神経失調症が多数を占めています。

40歳以上の女性が訴えるこれらの不定愁訴の多くは更年期障害だと考えられますが、患者さんは身体の不調は訴えても不安感やうつ・イライラ等の精神症状についてはなかなか伝えてくれないものです。

更年期障害の最も大きな原因は、卵巣機能の低下による女性ホルモンの分泌減少と言えますが、更年期は女性のライフサイクルから見ると、子どもの就職や結婚、老親の介護や死、夫の定年など心理的・社会的な変化やストレス、が非常に大きい時期に当たります。

子どもの巣立ちによる空疎感から起きる空の巣症候群を始め、閉経で女性では無くなったと言う疎外感、老いて行く将来への不安等、抑うつ感・無気力感や様々な心の症状が起きてきます。

頑固な身体症状がなかなか取れない、あるいは一時的に良くなってもすぐまた悪化を繰り返す様な場合、背景に心の問題が隠されている事が多いのです。

身体症状に惑わされて更年期のうつ症状を良逃してしまうと、そのまま老年期のうつに移行して重症化する危険があるので要注意です。

患者さんに心の問題を察知した場合には、心療内科や神経科での受診を勧める事が必要かもしれません。

ゲシュタルト療法

2021.06.19 | Category: メンタル

ゲシュタルト療法は精神分析医のフレデリック・パールズが提唱しました。

その元になったゲシュタルト心理学は形態心理学とも言い、人間は外部の世界をバラバラの寄せ集めとして認識するのでは無く、意味のある一つにまとまった全体(ゲシュタルト)として認識しているという考え方です。

ゲシュタルト療法はその考え方を元に、患者さんの主体性を尊重した自らの「気づき」(Awareness)に着目しています。

この「気づき」を促す為に、精神と身体の関係性に着目して、言葉だけで無く身体表現を療法に取り入れて発展させて来た事が特徴です。

この「気づき」を以下の3の領域に分けています。

身体の内側で起こっている感情、痛み、呼吸、姿勢等を意識化する「気づき」、身体の外部で今実際に起こっている事を視覚や聴覚や触覚など五感を通して感じる「気づき」。

そして頭の中で起こる想像、空想、思考や記憶が心の不安や悩みを引き起こしている事を自己洞察して、「なるほど、そうだったんだ」と納得する3つめの「気づき」です。

ゲシュタルト療法はこの3つの気づきによって、身体と心の全体性を確認して「今、ここ」をあるがままに受け入れる様にサポートします。

そのプロセスでは演劇、夢、自己との対話の技法など様々な技法が応用されます。

内観法と内観療法

2021.06.19 | Category: メンタル

内観とは吉本伊信(1916~1988年)が考え出した自己探求のやり方です。

内観には教育的な自己啓発と心の病を治す心理療法の両面があり、それぞれ内観法と内観療法と言います。

元々吉本自身、若い時から浄土真宗に傾倒し、厳しい修行(身調べ)の経験の中で阿弥陀仏によって生かされているという、深い宗数的な歓喜の体験をしています。

その体験(身調べ)は他力本願の浄土真宗では異端としているそうですが、自分の使命として多くの人にも同様の体験が出来ないものかと言う事から内観という方法が考え出されたのです。

それが心の病のある人達にも大変効果がある事が分かって来て、次第に心理療法の一つ、内観療法として認められる様になったのです。

内観のやり方は、基本的には過去の自分の歴史をたどり洞察して、新たな自己を発見する事が目的になります。

その中心になる発見は、愛されている自分、自己中心的な自分、そして問題や症状の原因になった事等です。

内観療法では、その人が今まで関わりのある人間関係の中から、人から世話になった事、人にしてあげた事、人に迷惑をかけた事の3点の具体的な事実を過去から現在まで年代を区切りながら詳細にたどっていきます。

過去から現在までの自分の歴史の中で「自分がいかに多くの人々の協力や愛情によって成長して来たかが自覚され、自分が不幸であると言う感情から解放され、高慢な気持ちが消え、感謝の気持が湧き、他者への奉仕の気持ちが生まれて来る」様に促していきます。

当院のスケジュール