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がん | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

がん医療

2021.06.10 | Category: がん

日本の医療は先端を歩んでいて、がん治療においても世界の中で進んだ治療を受けていると多くの人は信じています。

しかし日本で一般に行われているがん医療は欧米よりずっと遅れているというのが現実のようです。

特にがんの内科的治療においてはこの10年で放射線治療、化学的治療などが急激に進歩し、がんの種類によっては第一に選択されるものも増えているのに、あいかわらず外科手術一辺倒ですすめられています。

国内でのがん治療は病院や医師によって違っていて、胃がんの場合、進行度は同じでも5年後の生存率は大きな開きがあるとの学会発表もあるのです。

つまり日本のがん医療は標準医療といえるものがはっきりしていなくて、どの治療が最も効果的であるのか、その治療が何を目指してなされるのか(完治のためか、延命のためか、緩和のためかなど)もはっきりしないまま患者は手術を受け、副作用に耐えているわけです。

現に世界的にがんの標準薬として認められている薬でも保険診療で使用できない薬が多く、がん患者の会等は厚生労働省に対して早急の認可を求めています。

放射線療法は日本では海外に比べると低く海外では、第一手段として行われています。

放射線の効果を高める治療法としてコータック治療ががんに対して有効ではないかと注目を集めています。

Kortuc治療とは過酸化水素(オキシドール)をがん患部注射してから放射線を当てる方法です。

10名中9人に効果があったとの報告もあり、初期の限局性のがんには有効ではないかと期待されています。

胃がんと健康食品

2021.06.10 | Category: がん

健康食品といわれるものはすっかり浸透していますが、「がんに効く」とか「がんから生還した」等のうたい文句は藁をもすがる気持ちを掻き立てます。

多くの医師は健康食品に対して好意的ではない様で、あからさまに反対はしなくても治療として認めることはないので、医師に言わずに飲み続ける事も多い様です。

健康食品を用いる事のメリットは、・免疫力を上げて自然治権力を高める事、・放射線や抗がん剤等の副作用を和らげる事、・再発を予防する事、等で、がんその物を抑える効果の人に対するエピデンス(科学的根拠)が確立されているものは現在はありません。

とはいえ、がん患者のほとんどは何かしらの健康食品を飲んでいるとみられており、弱みにつけ込んだ詐欺まがいの製品も多く、玉石混淆の商品である事は事実です。

高いから効果も高いというものでもなく、確かな製品を選ぶ目と用い方に注意が必要です。

まず成分分折表が手に入るか、問い合わせに答えるか、領収書がもらえるかなどがメーカーを選ぶ際の目安になります。

また用いる場合、その健康食品がどの点に特徴があるのかを納得して用いる事が大切です。

つまり同じ作用の物を複数併用したりせず、作用の違うものを組み合わせる事が合理的といえます。

例えば免疫を高めるもの(AHCC、アガリクス、メシマコブ、乳酸菌エキス等)、血管新生を抑制するもの(サメ軟骨等)、アポトーシスを促すもの(フコイダイン等)等の作用を考えて目的とするものを用います。

また副作用もゼロでは無いので健康食品だからと過信するのも禁物です。

膵臓がん

2021.06.10 | Category: がん

膵臓がんは粘膜に発生する胃がん等と異なり、実質臓器に発生する為に早期発見が難しいがんです。

しかも膵臓がんの90%は悪性度が高く、転移も早く、発見された時はすでに大半が3 cmを越える進行がんの段階で発見されているのです。

小さくて無症状の状態で発見された場合でも、手術してみるとリンパ節や肝臓に転移している事もあり、再発も早いのです。

膵臓がんは近年増加する一方で、2014年の膵臓がん死亡者は31.716人で男性5位女性4位になり、20年前と比べると倍の死亡率になっています。

従来のがん検診ではCT検査だと1 cm刻みの輪切り画像しか得られないため、1cmより大きいがんでないと発見できず、腫瘍マーカーもがんが小さい段階では陽性と出にくいのです。

しかし最近の画像診断技術は格段に進歩してきていて、「胆管・膵管磁気共鳴画像診断(MRCP)」や「ポジトロン断層撮影(PET)」を行われています。

また膵臓がんの遺伝子診断はまだ実用化には至っていませんが、Kras遺伝子の変異やがん抑制遺伝子P53の欠損などはその糸口になるようです。

患者自身の注意点としては、がん細胞のために膵臓のラングルハンス島からのインスリン分泌が低下する事があるので、糖尿病発症して2年以内の人は検査を受ける事が必要です。

また膵管ががんで狭窄すると、急性膵炎に似た腹部の鈍痛や胃の裏あたりの痛みといった症状が出てきます

前立腺がん

2021.06.10 | Category: がん

前立腺がんの症状は前立腺肥大症と非常によく似ていて、頻尿や残尿感、尿の勢いが無いなどの排尿障害があります。

進行すると尿や精液に血が混じったり、更にはがん細胞が骨に転移して腰痛を起こす事があります。

前立腺肥大症と合併する事が多く、前立腺肥大症の約15%にがんが見つかるという報告があります。

前立腺がんかどうかの診断は直腸診で前立腺に硬いしこりがあるかどうかを調べ、生検で確認していましたが、現在では血液検査で腫瘍マーカーPSA(前立腺の細胞でつくられる糖蛋白)の前立腺特異抗原と超音波検査法を組み合わせて、簡単で詳しく分かる様になりました。

PSA値は血液中3.0ng/ml以下が正常で、進行がんだと2000~3000ng/mlにもなります。

治療はがんが前立腺内に限局していれば、ホルモン療法・放射線療法・外科手術(前立腺全摘手術=前立腺と精嚢腺全てを切除)から病期段階によって選びます。

がんが前立腺周囲に拡がってしまった場合はまずホルモン療法(男性ホルモンを抑制)を行って前立腺を萎縮させてから、外科手術や放射線療法を行います。

前立腺がんは日本人等アジア系には少ないがんで、欧州の白人やアフリカ系米国人には大腸がんや肺がんと並んで発生頻度の高いがんです。

世界各地の50歳以上の男性を調べてみると、欧米人・アジア人に関係無くどの人種でも30%という確率で前立腺にがん細胞が発見されます。

これは病的な臨床がんに成長するとは限らない潜在がんです。

日本人の臨床がんは10万人中5、6人ですがハワイやロサンゼルスに住む日系人は10万人中35~40人とアメリカ人全体と変わらない罹患率になります。

これはやはり食事と生活環境からきていると考えられ、今後の日本は食の欧米化と高齢化が重なって、前立腺がんが一層増えてくるものと考えられています。

大腸ポリープは前がん病変

2021.06.10 | Category: がん

毎年約6万人が発病するとされる大腸がんは、女性は肺がんを抜いて1位になり日本人で最も多くなると予想されています。

大腸がんの検診も普及し、その時にポリープが見つかる事があります。

ポリープとはイボのような突起物を意味し、大腸の粘膜が内側に飛び出しているのです。

大腸のポリープはがんの可能性がある腫瘍性とがんとは無関係な非腫瘍性に分かれますが、将来の大腸がんを予測する重要なサインになります。

腫瘍性が全体の8割を占め、これを腺腫(良性)といいます。

非腫瘍性は潰瘍性大腸炎やクローン病で、大腸が炎症して粘膜が隆起した炎症性ポリープと、粘膜細胞が増殖して盛り上がった一種の老化現象である過形成ポリープがあります。

最近の報告では炎症性ポリープもがんになる事が分かってきました。

腺腫はS状結腸や直腸によくでき、症状はなく便潜血反応が陽性になり、内視鏡検査で発見されます。

腺腫は全てが前がん状態といわれていましたが、現在では膿腫の直径が1~2㎝になるとがん(悪性)になる可能性が80~90%になる事が分かり、その大きさの腺腫があれば切除する事になります。

また5mm以下では99%が腺腫、6mm以上では腺腫が88%で、がんが12%含まれるといわれ、6mm以上の腺腫は日本では摘出の指標になっています。

しかし専門家によっては発見されたポリープは全て切除するという考えもある様です。

ポリープを切除すれば大腸がんのリスクは減少するのですが、ポリープがある人はポリープができやすい体質であり、大腸がんになりやすいといえるのです。

腺腫を切除した人や5mm以下の小さな腺腫がみつかった人は定期的に大腸の検査を受ける事が大腸がんの予防に繋がる様です。

また食生活を中心にしたライフスタイルを変える事も大切です。

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