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がん | 伊勢原市笠窪 鶴巻温泉治療院の記事一覧

サイコオンコロジー(精神腫瘍学)

2020.06.29 | Category: がん,メンタル

がんに関する心理社会的研究は割りと早く、1950年ニューヨークのがんセンターに精神科研究ユニットが開設された事が始まりと言われています。

1960年代の初めにはたった12%に過ぎ無かったがんの告知が知る権利という社会の要求に応じて年々増えていきました。

l977年の統計によるとアメリカではがんの告知98%になっています。

告知が当たり前になれば精神的なケアの必要性が生まれます。告知では遅れをとった日本でも1986年に「日本臨床精神腫瘍学会」が結成され、その後「日本サイコオンコロジー学会」と改称され現在に至っています。

サイコオンコロジーはインフォームドコンセントや術前の不安、術後のQOL、情緒状態とがんの経過、痛みに付する対策、緩和ケア、ホスピス、尊厳死、家族へのケアなど、がんによる社会的心理的な様々な問題を包括しています。

最近のがん患者の精神疾患の合併症の統計では、がん患者の3~4割の人がうつ病や適応障害に、がんの末期には意識障害をべースにした「せん妄状態」を始めとして、約7割の患者が精神疾患を合併しています。

また情動の安定ががん患者の生存期間を延ばす事はよく知られています。その研究として「精神神経免疫学」の基礎医学的な方法論も確立されてきています。

がん検診

2020.06.13 | Category: がん

癌の予防吋策の大きな柱として癌の集団検診があります。地方自治体で保健事業の一貫として胃癌の検診からスタートして、地方自治体によってばらつきがあります。

現在では乳癌、子宮癌、肺癌、大腸癌も集団検診の対象として行われています。

この集団検診の有効性に対して一部専門家は疑問を投げかけていましたが、厚生労働省の研究班も厳しい評価を下しました。

この中で、胃癌、子宮頸癌、大腸癌での有効性は認められましたが、肺癌、乳癌、子宮体癌については有効かどうかの証明が出来無かったのです。

この有効性が認められたとする胃癌についても、調査そのものに疑問を投げかけている医師もいます。

ある団体が約18000人を対象に行った調査では、厚生労働省のデータより早期胃がんの見落としは、遥かに多かったのです。

この様に検診の信頼性そのものが揺らいでいるのに厚生労働省としては検診の必要性を損なうものでは無いとしています。

誰の為の集団検診なのか実にいい加減なものです。慶応大学放射線科講師近藤誠先生も語っています。

癌と漢方薬

2020.05.01 | Category: がん

漢方薬は人体の代謝、聳養、ホルモンの状態や免疫能力、生体リズムを正常化させる点に目標を置くので、体に優しい薬剤を選んで体調を整える様にします。

1980年、アメリカ国立癌研究所の癌治療部門の中に、BRM(バイオロジカル・レスポンスーモディファイア、生物反応修飾物質)の研究を進める委員会が発足しました。

BRMとは癌患者の反応力を変えて癌を封じ込める薬物や治療方法で、その本質は「癌退縮の条件を人工的に誘導する事」です。

漢方薬の持つBRM作用については①癌に対する免疫を高め②インターフェロンを誘導③インターロイキンを誘導④TNF(腫瘍壊死因子)を誘導⑤癌の細胞膜の性質を変え⑥悪液質の進行を押える、等があります。

癌患者の全身状態は癌の病巣の状態や広がりの程度により、束洋医学で言う、気虚(気力が無い等)・血虚(顔色が悪い等)・水深(むくみ等)の状態になるので、これを改善する薬を選んで治療する訳です。

p53遺伝子は癌を抑制

2020.04.02 | Category: がん

このp53のpはプロテインの略で53は分子の量を表しています。

この p53は核内癌抑制遺伝子として機能が最も明らかになっている物の一つです。

例えば、大腸癌、肺癌、乳癌、膀胱癌、卵巣癌、食道癌、骨肉腫等殆どの腫瘍で、このp53の異常が50%以上の頻度で見られます。

このp53の元々の機能は、今の所放射線や薬剤で障害を受けた細胞の細胞周期の進行を止めたり、異常な細胞のアポトーシス(細胞死)を引き起こす役割であると考えられています。

また最近は、直接か間接にDNAその物の修復を促進させる働きがある可能性も指摘されています。

このp53遺伝子の突然変異が、癌の進展にどの様な役割があるのかも、ある程度解析されてきました。

例えば、大腸癌では、膿腫の段階では異常は見られ無いのですが、腺腫から旱期癌への進展の段階でこのp53.はどうやら突然変異を起して癌を発生させる様です。

癌抑制遺伝子の内には、核だけで無く、細胞膜近傍、細胞質に関与する物もあって10種類近い癌抑制遺伝子が現在見つかっています。

因みに核に局在する物が最も機能明らかにされていますが、p53以外では網膜芽細胞腫の癌抑制遺伝子として明らかに なったRB遺伝子とウィルムス腫瘍の原因遺伝子の一つとして明らかになったWTI遺伝子があります。

肺癌で爪の変化

2020.03.28 | Category: がん

癌の死亡原因第1位は肺癌です。肺癌には原発性と転移性の癌がありますが、これから問題になるのは大気汚染や塵埃、喫煙が原因の原発性の肺癌です。肺癌は早期発見が大切なのですが、レントゲン検査をしても心臓の陰になって原発巣の発見が遅れたりします。その早期の異常を爪の変化で発見出来るのです。虎ノ門病院呼吸器科の本間日臣博士の調査結果によると原発性肺癌の60%の患者に太鼓バチ指がみられ、特に早期で肺癌の症状が見受けられない時にでも出現するというのです。太鼓バチ指はヒポクラテス指とも呼ばれ、紀元前400年前のギリシャの名医ヒポクラテスは、肋膜及び肺の炎症が化膿に移行する時は手の爪は曲がり、指の先端分厚くなると指摘しているのです。指を側面から見ると正常な爪は、爪甲と後廓部の間の角度が160度になっていますが、この角度が180度以上になると太鼓バチ指になるのです。太鼓バチ指は爪甲と骨との間の組織に液体が溜まり分厚くなり、それが長く続くと線雑組織が増加してくるのです。喫煙をしている人はいつも指先をチェックする事で早期に肺癌を見つける参考にして下さい。

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