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足関節捻挫

2021.06.13 | Category: 骨格筋

足関節の捻挫はスポーツ外傷の中で最も多く、とくに足の構造から内反捻挫が大半です。

捻挫で靭帯が断裂していれば手術や固定等をして治療しますが、靭帯が伸びた軽度の損傷であれば靭帯自体の損傷は比較的に早く改善され、2~3日すると靭帯が伸ばされ緩んだままでつい歩き出してしまいます。

そのために足首の不安定性が残り痛みの原因になったりします。

また、内果、外果の周囲には前脛骨筋、後脛骨筋、長・短誹骨筋、第3腓骨筋等の腱が走行していますが、捻挫の時にその靴が伸び、下腿部の筋肉の張りや筋緊張で動きが悪くなったりします。

内反捻挫を繰り返す人は足関節の外側側副靭帯(前距緋靭帯・後距腓靭帯・踵誹靭帯)が緩んでいたり、足関節の外反にかかわる誹骨筋群を中心とした筋肉の調整不全の為に不安定感を訴えます。

強い不安定感を訴える人を調べると、その足関節の足根洞部(外果よりl.5cm前方の距踵関節間の凹み)付近に圧痛があり、不安定感が少ない人ほど圧痛が少ないという報告があります。

また、筋電図を用いて足関節に突然の内反を加えて誹骨筋群の反応時間を測定したところ、捻挫の回数の多い人や足根羽部付近に圧痛のある人は、正常な人に比べ反応時間が遅い傾向があるという研究報告があります。

関節加囲の靭帯には、伸張を感受する神経終末が多く分布しているといわれています。

靭帯が緩んでいると関節が動揺しやすく、更に関節内部に炎症等の刺激が起きやすくなります。

その刺激の為に神経の伝達速度に影響し、誹骨筋群の働きが低下し内反捻挫が起きやすいと考えられます。

内反捻挫癖のある人で足根羽部、外側の側副靭帯に強い圧痛のある場合はその痛みが軽くなるまで無理をしない事です。

運動する場合はテーピングや装具をして補助したり、運動後はアイシングをして炎症を抑えます。

また誹骨筋群の筋力訓練や筋調整をする事が必要です。


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