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筋肉老化とホルモン

2021.06.11 | Category: ホルモン

老化に伴い段々筋肉も萎縮して細くなってきます。アメリカの統計で、中高年では(40才から70才)の間に平均4.5~7.5kgの筋肉が無くなるというデータもあります。我々の筋肉は思春期、性成熟期、更年期、老年期と共に変化していきますが、この変化に影響を与えているのがホルモンです。もちろん、筋肉の衰えは運動などの外からの働きによって個人差は出てきます。筋肉の働きはといえば運動器ですが、それと同時に身体の蛋白質の備蓄器でもあるのです。ですから、食べ物から蛋白質を吸収してアミノ酸に分解されたあと、ホルモンの働きによって体内で使いやすい蛋白質にして筋肉に備蓄しているという言い方もできるのです。備蓄する働きを蛋白の同化作用、道に筋肉の蛋白質をアミノ酸に分解する働きを蛋白の異化作用といいます。同化作用には成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、男性ホルモン等があります。逆に異化作用では、副腎髄質から分泌されるアドレナリンやコルチソール等があります。思春期から性成熟期の期間は同化作用が強いのですが、次第に弱くなって行く老年期には異化作用が勝る為に、筋肉は次第に細くなるのです。その主な原因は副腎皮質から分泌されるDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)の低下によるといわれています。このDHEAはエストロゲンやテストステロンの前駆物質で、他のホルモンは目だった減り方はしませんが、このホルモンだけは20代の後半から分泌量が低下し始めます。アメリカでは心臓疾患の薬や若返りの薬としてもてはやされていますが、ホルモン剤ですので肝臓や乳がんや前立腺がんの危険性もあるといわれています。老年期の筋肉の維持は運動と蛋白質を多めに摂る事なのです。


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