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オーバーラップ症候群

2021.06.11 | Category: 免疫

オーバーラップ症候群とは、自己免疫疾患、特に膠原病を2つ以上併発する事をいいます。膠原病の中でも全身性エリテマトーデスと強皮症との併発が最も頻度が高く出現します。また関節リウマチとシェーグレン症候群が併発する事もあり、関節リウマチの患者さんでは4人に1人はシェーグレン症候群を併発していると見られます。シェーグレン症候群とは涙腺や唾液腺、バルトリン腺等の分泌腺が標的となる自己免疫疾患で、目、口腔、鼻腔など、潤っていなければならない部分の分泌液が滅少してしまう為、QOLがひどく損なわれます。また膠原病に、甲状腺炎や原発性胆汁性肝硬変、間質性腎炎等を併発することもあります。疾患の活動期には消化管や腎臓、心臓、中枢神経などの臓器障害が起こり、肺高血圧症が起こりやすく、それが死因となる事もあります。自己免疫疾患では臓器によって多様に症状が出ますが、同時にいくつもの自己免疫が生じるオーバーラップ症候群の事は念頭に置いておかなければなりません。


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