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女性特有のうつ病

2021.06.11 | Category: うつ病

女性のうつ病患者数は男性の2倍となっています。思春期に入るまでのうつ病の発症率は男女同等で、11~13歳の間に少女のうつ病率がぐっと上昇し、15歳になると大うつ病の発症率が男性の倍に達します。生殖可能な年齢でのうつ病の発生が男性よりも多い事からも、情緒や精神的問題と女性ホルモン産生が深く関連している事が分かります。また結婚や出産がきっかけでうつ病になる事がよくあります。出産後2、3日で新しく母親となった女性の半数が、理由も無く泣いたり赤ん坊に否定的な考えを持つ「ベビーブルー」という症状がありますが、この様な感情は正常であって1週間位で治まります。しかし「産後うつ病」は出産後4週間位までに現れるもので、大うつ病と症状が重なるものが多くやや重症です。女性ホルモンのバランスが劇的に変化する事によって、気分を調節している脳の活動に影響し、ストレスに対する抵抗力が弱くなるのです。更に出産はホルモンの変動という生物学的な事だけで無く、身体的・精神的にもストレスが増える時期であり、これらが重なってうつ病が起きやすいと考えられます。また更年期もうつ病が発症しやすい時期です。この時期も女性ホルモン分泌の変化によって身体的・精神的な不調が現れやすくなります。また家庭内でも、子供の進学や就職・夫婦関係の問題・親の病気や介護・老後への不安等、様々なストレスが更年期の女性にのしかかる事が多く、うつ病が発症しやすいのです。


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