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病気と気象

2021.06.11 | Category: 環境

自然現象が心身に色んな影響を及ぼす事は昔から知られています。例えば、低気圧が通過する前には神経痛やリウマチが出やすいとか、木の芽時には精神が不安定になるとか、引き潮の時に人は死ぬと言われてきました。日本では気象庁の天気予報で春先花粉予報、紫外線情報、また光化学スモッグ予報等を報道する様になりました。また厚生労働省はインフルエンザ予防情報も出しています。気象医学の先進国のドイツでは春先は地域事のフェーン現象の予報を流しています。そして、この予報では自動車運転は気を付けようと注意を呼びかける事までしているのです。つまりフェーン現象下では、労働災害や事故件数が増加し、また精神的に不安定になり自殺者も増えるという統計的なデータがあるからです。この様な研究は日本でも進んでいますが、環境適応には個体差があります。現在気象情報は有料化によって細かい領域に限局して情報を提供するビジネスが一般化し利用されています。問題なのは地球全体の温暖化と都市のヒートアイランド現象による亜熱帯化やエアコンなどの人工的な環境による影響です。このような生活環境の変化がマクロ的にもミクロ的にも生態系を変えてしまい、今までには無かった病気が現れる可能性があるのです。しかし、我々の環境適応の生体システムはそれに充分対応できずにいます。このように二重の環境の変化に生体の適応力や防衛的な抵抗力にも狂いが生じています。激増する花粉症は人為的な杉の過度な植林や温暖化による花粉の増加とも言われています。


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