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大腸の内視鏡検査と治療

2021.04.10 | Category:

胃がんや大腸がんなど消化管にできるがんのほとんどは粘膜に発生するので、臓器の内部から観察できる内視鏡が威力を発揮します。

大腸の内祝鏡検査を受けるとき、前日の夕食はいつも通りに食べますが、その後は絶食します。水分は摂ることができます。

検査当日は腸の内容物を空にする為朝に下剤の水溶液を約2リットル飲み、午後から検査が行われます。

お尻に穴の空いた検査用の衣服または紙パンツを着用してベッド上に左側を下にして横臥位になります。

肛門から内視鏡を挿入する時、通常の大腸は空気が無くつぶれた状態なので、内視鏡の先端から空気を送り込み、大腸を膨らませながら先へと進みます。

治療の必要な病変、ポリープやポリープ状のがんが見つかった場合は直ぐに「ポリペクトミー」という方法で切除します。

この方法は内視鏡の先端からループ状のスネアというワイヤーを出して、ポリープの根元にかけて引き絞り、高周波電流を流して焼き切るというものです。

切り取ったものは必ず体外に回収して組織検査を行います。

直腸からS状結腸・下行・横行・上行結腸・盲腸の先端まで大腸すべてをカバーすることができ、その様子は患者さんもモニターで見る事ができます。

検査は30~40分で済みますが、ポリペクトミーをした場合は生活全般に無理をせず、激しい運動は控えます。

がんの場合、内視鏡で治療できるのは、がんの進行が粘膜下層まで達していないもの、大きさは隆起型で2センチ以内、陥凹型で1センチまでとされ、それ以上進行したがんは内視鏡での治療対象ではありません。


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