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目の錯覚

2021.01.08 | Category: 感覚

一つの実験です。真っ暗い部屋に小さな光(タバコの光でも豆電球の光でも)を灯して少し離れた所からその光をじっと凝視します。

暫く見つめているとその光がふわふわとさまよったり、素早く動いたりする様になりますが、みつめ続けると更に動きは激しくなる筈です。これは自動運動現象と呼ばれる現象です。

一点を見つめ続けると眼球の筋肉が疲れ、眼球の固定点が光から外れようとし、それでも見つめ続け様とすると脳は筋肉に修正する信号を送り、筋肉を動かそうと努めます。すると脳は筋肉の動きを光が動いていると勘違いしてしまうのです。

つまり光が飛び跳ねている様に見えるのは幻覚ではなく、知覚やそれを脳で構築する時のエラーによる物なのです。

この現象では、例えば一心に祈っていたらキリスト像が動いたとか、夜空に光るUFOが見えた等の“奇跡”の多くを説明する事が出来るでしょう。

更に脳は多くの先入観で満たされていますから、知覚のエラーが心理的な影響によって認知を間違わせる事もあり、知覚のエラーと認知の間違いが同時に起こる事もあります。

こうした現象は誰にでも起こりますから、一人だけの目撃では無く、多くの、時には何万人もの目撃者を作る琴になり、“奇跡”が誕生する事になるのです。


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