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睡眠障害と鬱病、鬱状態

2020.12.19 | Category: うつ病

鬱病の典型的な随伴症状が不眠です。この不眠には4つの型があります。寝付きが悪い入眠障害、眠りが浅くて何回も覚め深い眠りになら無い熟睡障害、夜中または早朝に覚めて以降眠れ無い早朝覚醒、それに夢ぱかり見ている感じがする多夢睡眠です。

この睡眠障害のなかで鬱病の特徴は、夜中や早朝に目覚めてそれ以降眠れない型である事です。

もちろん、他の3つの型も混合しているケースがありますが、早朝覚醒がほとんどの場合伴います。

その時に抑鬱気分が最も強く、後悔、自責の念、将来への悲観といった気分障害が色浪く現れます。この様に早朝覚醒時が鬱病患者にとって最も苦痛であるので、それが自殺の引き金にも成りやすいと言われています。

また、鬱病の睡眠障害には過眠状態になる場合もあり、いくら眠っても眠気が取れず、疲労感も残ったままになる事があります。

この鬱病の睡眠障害を睡眠周期で見ると、際だった特徴があります。それは正常な入眠では、最初のREM(急速眼球運動)睡眠までの時間が正常の90分~120分ですが鬱病の場合はその半分以下に短縮されています。

正常では朝になるに従ってREM睡眠の持続が長くなるのですが、鬱病では前半が長く、後半になると短くなるのが特徴です。

睡眠障害の治療では多くの場合薬を使いますが、この周期の異常を約40時間完全な断眠で調整する事が出来る事が確かめられています。

また終夜脳波を撮り、REM睡眠が起こる度に起すやり方や睡眠後半の異常なREM睡眠時に起す事でも睡眠障害が改善された事も報告されています。


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