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頑張れは禁句

2020.12.19 | Category: うつ病

うつ病で注意しないといけないのが自殺です。1998年に1年間の自殺者は32、863人と史上初めて3万人台を突破しました。その後減少し2019年21.000人となり2万人を割り込むのももう少しまできています。

不況によるリストラや職場でのストレスから中高年の自殺が増加した為ですが、その原因の多くがうつ病と言えます。

うつの自殺はうつ症状の初期と回復期に多いのですが、うつ状態の人に話しかける言葉には細心の注意が必要です。

「がんばれ」といった励ましや、逆に「怠け者」と言う様な非難は絶対にしてはいけません。

“がんばりにがんばってダウンしたのがうつ病ですから、その人に「がんばれ」という励ましは、その人を追い詰める事になります。

「がんばら無くてもいいから、自分のペースでやりなさい」「ゆっくり休みなさい」といった言葉をかける事が大切です。

症状に応じては長期の休暇が必要な場合もあり、焦らずゆっくり治療に専念させる事です。

うつ症状が最も悪いときは全ての気力が失われていて自殺をする気力すらありませんが、治りかけて気力が回復する時期の方がかえって自殺を実行しやすいので、回復期は特に要注意なのです。

また自殺念慮が表に出なくても、危険な場合があります。例えば糖尿病でそれまでよく血糖値をコントロール出来ていた人が薬を飲ま無くなる、必要な腎透析を受け無くなる、酒酔い運転をして事故を起こしやすい状況に持って行く等、自分の安全や健康を保て無くするのも隠れた自殺願望とも言えるので回りの人はその点も見逃せません。


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