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蕁麻疹とアレルギー

2020.11.18 | Category: アレルギー

蕁麻疹はよく起こる病気ですが、実はその原因が明らかなのは急性蕁麻疹の20~30%、慢性蕁麻疹は5%以下で、後は原因不明の物が多い病気なのです。例えば鯖アレルギーは知られていますが、それでも鯖の鮮度によるアレルギー原数値ばかりで無く自身の体調によって出たり出なかったりします。蕁麻疹は、膨疹と呼ばれる皮膚の局所性の浮腫が出現して、その周りに赤い斑(紅斑)が形成されている状態をいいます。大体、24時間以内に、多くは数時間で紅斑だけが残り、この紅斑も24時間以内に消失するのが普通です。しかし、それが暫く繰り返し出没して慢性化する事があります。この蕁麻疹が声門部に起こると、呼吸困難になる事もあり、油断は出来ません。また、蕁麻疹が皮膚の中でなく、皮下脂肪組織に起こると、皮膚に大きな腫脹が出て来る事もあり、特に口唇や眼瞼等に出現するものを「クインケの浮腫」と言います。また、風邪等の上気道感染症に引き続いて蕁麻疹が発症すると慢性的になりやすく、歯周囲炎や副鼻腔炎、扁桃炎等も症状を長引かせる事があります。蕁麻疹というとアレルギー反応と考えがちですが、本態性の蕁麻疹はアレルギー反応では無く肥満細胞のヒスタミン遊離で起こる事が知られています。


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