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磁気で脳の機能が分かる

2020.08.08 | Category:

脳の病気は、X線CTやMRIで脳の断面や脳血管の様子が分かり、どの部分に病変があるのか正確に診断出来る様になりました。

更に、脳のどの部分がどんな働きをしているのかも短時間で分かります。ブロードマンが大脳皮質の構造を顕微鏡で調べ、その細胞の形態や配列状態等の違いから48個の皮質領域に番号を付けて分類した脳地図があります。

この地図は運動野や感覚野などと適合すると言う事で長い間使われていましたが、これからは磁気を利用した脳磁図で一人一人のより精密な脳の機能が分かる様になって来ました。

神経細胞が興奮して活動電流が発生すると頭皮表面に磁場を作ります。その磁場の大きさは10兆分lテスラ。地球磁場が10万分の1テスラですから、極めて微弱な磁場なのです。

この磁場の検出は超伝導量子干渉素子SQUID(スクイッド)という高感度の磁場センサーで可能になりました。例えば、患者さんに視覚、聴覚、体性感覚等の刺激を与えたり、文字を読むとか、単語を聞くと言う様な刺激を与える事で脳の機能を診断して、脳磁図が作製されるのです。

この脳磯回とMRIで診断した脳の構造を組合わせる事で、1人1人の正確な機能部位を把握して治療に役立てるのです。


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