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サルモネラ菌でがん退治

2020.08.03 | Category: がん

サルモネラ菌は代表的な食中毒菌で、これによる食中毒の発生は年問約90 件、患者数3000 人にも昇ります。

発熱,嘔吐・腹痛・下痢の他に乳幼児では痙攣やショック症状を起こし、特には死に至る事もあります。

特に夏場の鶏卵は生で食べたりせずに過熱をした方が安全です。

サルモネラ菌は体内に入ると標的とする細胞を見つけてその中に潜り込んで増殖するという性質があり、それが最も恐れられている点です。

ところがこの「特技」を上手く利用して、がん細胞だけ標的にする様に遺伝子を改造することに成功しました。

米国のエール大の研究によると、サルモネラ菌からがん細胞だけを攻撃する様に3つの遺伝子を取り去り、抗がん剤の作用を増強させる遺伝子を加えました。

こうして改造したサルモネラ菌でマウス実験すると、100%がん細胞だけを狙えたのです。

がんが小さすぎで発見もできず、従って手術でも取れないがん細胞でも、この方法なら捜し出してやっつける事ができます。

また酸素無しでも生存できる嫌気性菌の性質ががん治療には最適なのです。


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