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なぜがんになる

2020.07.26 | Category: がん

脳や心筋の細胞以外は増殖したり死んだりを繰り返していますが、その細胞も無限に増値するわけではなく、ある回数しか増殖しません。

当然細胞は自分が何回複製したのか記憶しておかなければならないのですが、その記憶場所は遺伝子のしっぼにあります。

遺伝子の未端にあるテロメアとよばれるDNAの断片がそうで、染色体の端を守っているといわれています。

テロメアは細胞が複製される度に短くなり、ある程度短くなると自らの遺伝子をばらばらにして自殺してしまう、つまりアポトーシスを引き起こすのです。

また決まった回数を複製していないDNAに傷がついたりしてもアポトーシスを引き起こして自殺し、個体を守るのです。

ところがこのアボトーシスを引き起こす因子(p53など) が不治性化したり、アポトーシスを上手くかわすことのできるタンパク質(Bcl-2など)を過剰生産する事によって細胞はテロメアが短くならずにアポトーシスから逃れる事ができるようになり、それががんとなるのです。

放射線治療や化学療法の多くはがん細胞にアポトーシスを起こきせる事を目的としたものでずが、アポトーシスから逃れる能力を獲得したがん細胞はこれらの療法に 抵抗力を持つ事にもなり、がん治療としての効果が出ない事が多いのです。


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