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森田療法

2020.07.04 | Category: メンタル

日本の心理療法やカウンセリングの主流は西洋からもたらされたものですが、日本独自の心理療法としては森田療法があります。

精神科医森田桂篤(1874~1938) が創案したもので、独自の人間観に裏付けられた神経症の治療法です。

森田によると神経質者は心身の状態を自己のコントロール下に置き、理想の状態で居たいという欲求が強い自己中心的過敏性、他人から認めてもらいたがり、現実に直面する事を避けるというヒポコンデリーの傾向があるとしています。

ですから、治療は健康な欲求を図り、自分に起きている心理的事実をあるがままに受け入れる心的態度を作る事が求められます。

具体的な治療法は「日記指導」が重視され、治療者との面接や自助グループ活動を通して日常生活の中で本当の欲望を達成できるような態度を目指していきます。

元々神経症の治療として始まった森田療法ですが、最近ではうつ等の他の疾患等にも適用されてきました。

この理論は、さらにガン患者の「生きがい療法」などにも理論的根拠を与えたり、内観療法と結び付いたCL(建設的生き方一Constructive Living)へと発展する等様々な方面に影響を与えています。

森田療法の根底には仏教的な自我の捉え方があり、それほ日本の文化が培ってきた内面の問題を解決する考え方に馴染みやすい物でもある様です。

最近では国際的にも臨床的な有効性が認められ、特に中国ではこの森田療法が広まってます。


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