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偽関節

2019.12.07 | Category: 下肢

骨折の治癒担程は、整模して固定した骨折部位の隙間に一次性仮骨という軟骨に近い可塑性の骨が出来て、それが糊の役目をして接着します。その部分がしだいに骨化して完全な骨になり治癒になります。しかし、骨折の治療で固定期間を十分過ぎても固定したままで体重をかけてみて痛い時には偽関節の疑いがあります。こんな時に負荷を掛け過ぎると骨折部位がまた折れてしまいます。骨折の程度や部位によって治癒までの期間は同じではありませんが、8ケ月以上経っても治癒し無い物を偽関節とします。この偽関節とは骨端と骨端が癒合出来ずにあたかも関節の様な状態になった物です。その原因として、骨の部位によって血液循環の悪い所(下肢では大腿骨頭頚部、脛骨の下三分の一、距骨など)の場合。癒合の面に筋肉や靭帯が挟まったり、整復が上手く行か無くて間が空き過ぎの場合。牽引のかけ過ぎで骨の周りが伸ばされて筋肉も細くなり、血管を圧迫し血液の循環が悪くなった場合。固定が不十分で癒合面が動いてしまい癒合が上手く行か無い場合。骨粗鬆症、副甲状腺機能亢進症、骨軟化症 、ぺーチェット病、等別の病気がある場合。ですから骨折の後療法ではこの事を十分に意識する必要があるのです。


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