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臓器を大きくする消化管ホルモン

2019.10.19 | Category: 胃腸

多くの消化管ホルモンの作用は、膵液や腸液の分泌を促したり、胆嚢や腸の壁を縮めたり緩めたりと言った標的の内臓の働きを調節する事です。しかしホルモンの中には標的になる内臓を大きくする「栄養効果」の作用をする物もあります。例えばガストリンは胃の幽門前庭のG細胞から出るホルモンで、胃底腺に作用して胃液を分泌させます。ガストリンが多量にそして繰り返し放出されると、胃底腺が大きくなり胃体の壁が厚くなって来るのです。ガストリンを出させるには、肉や魚のスープなどに含まれるアミノ酸(とくにグリシン)や酒類(エタノール)を摂ればG細胞のセンサーを刺激して放出されます。肉や魚のスープもしくは酒を適量・持続的に飲めば、胃の壁が厚く消化能力が増し、胃が強健になるのです。膵臓を大きくするには大豆が効果的で、大豆の中に多量に含まれるトリプシン阻害剤とキモトリブシン阻害剤に、その作用があります。毎日大豆を摂取すると、まず消化酵素を作る腺房の細胞が大きくなって数も増えます。次にインシュリンを分泌するラングルハンス島の細胞が増加し、インシュリンの備蓄量も増えてきます。これは糖尿痢の治療や予防に役立ちます。


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