神奈川の鶴巻温泉治療院は医師も推薦する気功治療院です。

症状別ページ

老化

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高齢者の体
 

 老年病と言えば白内障や変形性関節炎、骨粗鬆症、痴呆等の疾患を指しますが、最近では特定の疾患と言うよりも老化が進む事で生じる様々な症状をひっくるめて老年症候群として捉える様になっています。状態としては転倒、痴呆、せん妄、低栄養、脱水、寝たきり、褥瘡、医原性の疾患等を指し、その原因は一つだけで無く複合的な物がほとんどです。特に75才以上になると高い確率で表れ、日常の自立を妨げる事になります。これらの老年症候群や老年病の特徴としては
・複数の臓器に疾患が起こる
・症状が現れ無かったり、定まらないで精神障害が起こる事もある
・回復が遅く合併症を起こしやすい
・投与される薬が多く副作用が出やすい
・恒常性や制御系が乱れやすい
と言う事があげられます。そして老年病や老年症候群等は肺炎、敗血症、血栓、せん妄、腸閉塞、脱水、心不全、消化管出血、尿路感染症等に容易に結び付いていきます。しかも無痛性心筋梗塞、無熱肺炎、甲状腺機能異常、結核、うつ病等は倦怠感や虚脱感、時にはせん妄等の意識障害等を起こす事もありますが、高齢者だから、と言う事でかえってその徴候を見落としやすいので特に注意が必要です。

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心臓の老化現象
 

 心臓の筋肉細胞は再生し無いので加齢によって少しづつ衰えていき。ます。運動や感情の高ぶりで心臓の心拍数は増減しますが、その最高脈拍は1年加齢する毎に1拍ずつ減少しています。乳児期の最高脈拍は220ですが、50才になればどんなに激しい運動をしても170以上打つ事はありません。これは心筋細胞がゆっくりと死滅して行く事で心筋層が次第に硬化する事が原因ですが、その為循環の速度も落ちて行きます。左心室に血液が充満するのにも時間がかかる様になり、収縮した後で緩むのにも時間がかかります。柔軟性の無い心筋によって1回毎の鼓動で抽出する血液の量も減ってしまいますので、次第に血圧が上がりやすくなります。又心臓の神経刺激伝導系も老化して行き75才までに洞結節やHIS束の繊維も半分以下に減少して行きます。又心臓の内層や弁も肥厚して石灰化が起こる事もあります。更に心臓その物も黄茶色のリポフスチンが色素沈着して、老人の皮膚の様な色になっているのです。また、心臓その物だけで無く、血管も同じ様に硬化していきますので、臓器や筋肉に行く血液のコントロールも難しくなってしまいます。ですから、75才以上で心不全にかかる人が激増してしまうのです。

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脳の委縮は怖く無い
 

 神経細胞は1日に10万個死滅していると言います。確かに私達の脳の重さは20才代で最大になり、それ以降減少しています。しかし50才代までは非常に僅かな減少であり、それ以降は急激に減少して、隣り合う年代との差がハッキリ現れます。80才代をピークに、その後の萎縮は軽減して、90才も100才もあまり変化していません。この様な計時的な変化を見るとこの1日10万個という数字はどうも信用出来ません。とは言え高齢になると脳の機能的衰えは確実に起こって来ます。感情や記憶を司る海馬の細胞も60才代では20%が失われると言われています。しかし、高齢になるほど脳の萎縮に個人差がハッキリ出て来ます。その中で100才までしっかり元気で知的な生活をしている人の脳は萎縮も軽く、なにより重要なのは脳全体のバランスが大変よく保たれているのです。特に大脳皮質では6層の円柱が無数に林立している形態をしていますが、その6層の階層がまとまって消失している場合はネットワークにほころびが起こりません。しかしこの消失が地震で見られる様に2階3階だけが崩れた状態になると病的な症状が起きてしまいます。その様な状態になる主な原因は梗塞や血栓や出血等の血管障害です。つまり脳細胞に行き渡る栄養のバラツキや片よりが生まれたり、血液の毒性により脳細胞がやられてしまうからです。ですから、身体の健康を維持する事が脳のバランスを保つ、一番の健脳法である訳です。

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老人のストレス耐性
 

 人が生きて行く上でストレスの無い生活は有り得ず、精神的、肉体的、生物学的、化学的な様々なストレッサーと直面して生活しています。肉体的にストレス耐性が有ると言うのは、例えばアルコールを飲み過ぎても悪酔いし無いなら、アルコール耐性を持っている、つまり肝細胞にアルコール分解酵素が有り代謝能力が高いと言う事です。生物学的ストレス耐性が有るとは、ダニや寄生虫など有害な生物に対して抵抗力が有ると言う事で、化学的ストレス耐性は活性酸素やダイオキシン等、毒性が有る物に侵され難い事を示しています。加齢と共にこれらの耐性や免疫力も弱まって来るので、高齢になるとインフルエンザ等のウイルスやO-157などの病原菌に感染しやすく、感染すれば死につながる危険性が高くなります。高齢者のストレス耐性は青壮年期に比べると約3分の1に低下し、新しいストレッサーヘの適応力は半分以下と言われます。ところが過去に経験した精神的ストレスに対してだけは飛び抜けて強い事が知られています。実際には80才以上の高齢者でも、元気な時は現役で仕事がこなせる人は数多くいますが、病気になった時の予備能力がとても低いのです。健康な若い人の各臓器は、普段2割程度しか使われておらず、8割は予備の能力として温存されていますが80才以上の高齢者になると、風邪を引いても重症化したり治りが悪かったり、予備能力の無さが問題となるのです。

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高齢者の薬
 

 高齢者は複数の疾患を持っている事が多く、飲んでいる薬も多種類、多量である事は少なくありません。元になる疾患に加えて老化による生理的変化も重なるので、壮年期とは違った薬の効き方になります。一般的に高齢者は体内脂肪率が増える上に脂肪の代謝が落ちるので脂溶性の薬が体内に蓄積されやすくなります。また体内水分量は減りますから、水溶性の薬も濃度が上がります。加えて肝臓での薬物代謝酵素が減ったり肝血流量が減って機能が落ちる為に薬の代謝が悪くなり血中濃度が上がります。更に腎機能が落ちて老廃物が尿中に排出され難くなっても血中濃度は上がります。この様に高齢者の生理は薬の効き方が強くなり過ぎる傾向があり、それだけ副作用も強く現れたりします。詳しい統計では無いのですが、ボケ症状で受診する高齢者の2割位は薬による副作用だとみなす事が出来るとも考えられます。治療院に来る高齢の患者さんが日常どの様な薬を飲んでいるのかを把握し、症状の変化にも副作用の可能性を常に考えておく事が大切です。
要注意 高齢者の薬による副作用
睡眠薬→ せん妄、記憶障害
抗不安薬・抗うつ薬→ パーキンソニズム
ステロイド→ 糖尿病、消化管出血、白内障、緑内障、骨組穀症
カルシウム桔抗剤→ 急激な降圧、便秘、浮腫
利尿降圧剤→ 低K血症、尿酸値上昇、血糖値上昇
β遮断剤→ 心不全、うつ病
ベンザミド誘導体の消化薬→ パーキンソニズム
H2ブロッカー→ せん妄、昏迷

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老人性難聴
 

 難聴には外耳や中耳の障害による 伝音難聴、その奥の内耳や聴神経の障害による感音難聴があります。伝音難聴は原因を取り除けば治りますが、感音難聴は今のところ有効な治療法はありません。高齢になって耳垢の掃除が上手く行か無くなる等で耳垢が溜まると伝音難聴を起す事がありますが、その場合手は入れをすれば治ります。しかし加齢と共に内耳の蝸牛の機能低下が起こって来ると音が聞こえ難くなる感音難聴、いわゆる老人性難聴が起きて来ます。音の強さはdB(デシペル)で表され、40dB以下の音が聞こえ無くなると老人性難聴と言われます。ヒソヒソ話で10dB、普通の会話は40~60dBですから、生活に支障きたす事になります。また、聴神経から大脳に至る神経全体も加齢現象の為に「音は聞こえるが、内容が分からない」と言った言葉の判断力も悪くなってく来ます。老人性難聴のある人に話しかける時は、正面から同じ高さで、ゆっくり、ハッキリ話して、理解したか否かを問いかけて確かめる事が必要です。また老人性難聴があると補聴器を使用しますが、上手く調整された補聴器で無いと、ガーガーとやかましかったり、また周りに雑音が有るとノイズも拾って聞き取り難い等、補聴器に慣れるにはかなりの時間と訓練が必要な様です。         

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骨粗鬆症
 

骨粗鬆症は骨量の低下と骨組織の微小構造の破綻が尤進する疾患であり、骨の脆弱性により常に骨折の危険が伴います。この骨粗鬆症は単一の疾患では無く、原発性と続発性に分けられます。(図参照)この骨粗鬆症は圧倒的に女性が多い疾患で閉経後に多く認められますが、70才以降の男性にも大腿骨頚部骨折の発症率は女性の数分の一程度ですが増加していきます。高齢者の骨代謝状態は一般に骨形成、骨吸収ともに低下していき、低骨代謝の状態で、骨量の減少が進むと考えられています。高齢者のカルシウム代謝の特徴として、カルシウム摂取量や腸管からの吸収力低下、それに体内ビタミンD量の低下により2次性の副甲状腺機能亢進症とそれによる骨量低下という機序がー殼的です。また、図にある様に薬物の常用や内分泌疾患や栄養傷害や糖尿病等の生活習慣病に伴い出てきますので、高齢者の洽療には問診をしっかりして、圧迫骨折などの医療過誤を起さ無い充分な配慮が必要です。骨折予防には骨量の安定が何より重要ですが、筋力の増強や関節可動域確保といった運動能力の維持や増強も大切です。また、転倒を防止する為の居住空間のバリアフリー化や杖などの補助用具の適切なアドバイスを心がける事も必要です。CCI20140727_00012.jpg
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オシッコの話
 

高齢者は夜中に何回もトイレに行きますが、これは腎機能の低下の為です。30歳の時の生理機能を基準とすると80歳の時には腎血血流量は35%、尿の再吸収率は50%と低下するのです。動脈硬化の強い高齢者では昼間、身体を動かしている時には手足に血液を取られている為に、腎臓への血流量が落ちて老廃物を尿から排泄するのがかなり困難になります。しかし夜間睡眠中には手足を動かさ無い為に十分な血流量が腎臓に回り老廃物を多く出す為に尿が沢山出来るのです。更に腎臓のネフロンでは1日に150~200リットルの原尿を作り、再吸収して1%の濃縮した尿を作る働きをしますが、再吸収率が落ち込む為に量が多い薄い尿になり、その尿を貯める膀胱容量も老化の為に低下し、自然と回数が多くなるのです。また、高齢者には尿失禁の問題があります。これは尿道を閉鎖する括約筋が老化の為に緩んで来る為で、特に中高年の女性では、尿道が男性に比べ短い上に、骨盤筋群の衰えから、くしゃみの拍子に失禁する腹圧性尿失禁が多い様です。男性では前立腺肥大の為に排尿が上手く行か無い為にチビチビ漏れてしまう失禁があります。

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老人の筋肉
 

骨格筋線維細胞には大きく分けて、遅い収縮速度と疲れにくいスロータイプのミオシンを持つ遅筋線維(赤筋)と、速い収縮速度と大きな力を出せるが直ぐに疲れるファーストタイプのミオシンを持つ速筋線維(白筋)の2種類があります。人の筋肉は20才前後に最も発達しますが、その後身体全体の筋肉は徐々に衰えます。中でも脚部の衰えが一番早く、50才を過ぎる頃から脚の前脛骨筋の断面積と筋線維の太さが次第に低下して行き、、同時に深腓骨神経の支配数も減少します。20才の筋力を100%とすると60才の脚筋力は50%位、(閉眼片脚立ちによる)平衡能は30%以下に低下しています。更に老化が進むと、まず速筋線維の方が急速に痩せて行き、やがて遅筋線維も痩せていきます。一旦痩せ始めた筋肉を元に戻すのは年齢が高くなればなるほど難しくなります。80才を越えると筋線維全体が萎縮し、消失する緯線も多くなります。中高齢者が筋萎縮や筋肉の老化を防ぐ為には、積極的にストレッチを行い、筋肉に体重を負荷する運動(ジョギング、エアロビクス等)をする必要があるでしょう。中高齢者でも、若い頃から身体を動かす事を楽しみとしていたり、運動する事を生活習慣にしている人は、脚筋力の低下が少なくて済みます。
 
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廃用性委縮を防ぐ
 

高齢者が骨折等で入院すると引き続き寝たきりになると言う事はよくあります。一旦動きが制限されると、関節の可動域が減って筋の活動が悪くなり、骨への刺激も無くなる事で全身的な廃用性萎縮が進んで行きます。廃用性萎縮自体はどの年齢にも起こる事ですが、高齢者の場合は回復が悪く、他の様々な廃用性候群へと結び付きやすいので特に注意が必要です。怪我にしろ痢気にしろ、廃用症候群を防ぐには何といっても早期離床が大切で、高齢者の場合、安静にし過ぎる事は予後を悪くする事になります。普通高齢者は日常生活を送る事が出来れば活動量としては十分ですが、それが出来ない場合、ベッド上での筋力訓練や座位訓練よりも1日に3時間くらい立つ姿勢でいる事の方が有効です。筋力は最大筋力の60%以上で4~6秒同等尺性運動、筋持久力は最大筋力の40%で等張性運動を疲れるまで行う事で維持出来ます。高齢者の場合疾患や老化によって歩行が不安定になると、遠出から家の周り、家の中、ベッド周りへと活動範囲が狭まり、いわゆる家縛り状態に陥ります。用心の気持から行動が消極的になって廃用性萎縮を進行させる事が多いので、用心しつつも活動を維持出来るように工夫したいものです。

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高齢者の欝と入院
 

総合病院で身体疾患を抱えた高齢者の入院患者が抑欝状態になると精神科と身体科との間でキャッチボールのボールにされる場合があるそうです。要するにどちらの科も引き受けたがら無いのです。これは現在の病院の医療体制が患者本位の医療から逸脱した象徴的な話です。従来から脳血管障害や内分泌疾患の様な特定の身体疾患と抑欝状態の因果関係は明らかにされてきました。身体疾患で入院したらボケ症状を伴って退院してきた等の話もよく聞きます。いずれにしても、身体疾患を抱えた高齢者の医療は大変難しい事は確かです。そして、なお複雑にしているのは時として欝病が仮性痴呆の状態を起す事がしばしばある事です。更に痴呆症の初期にはしぱしぱ欝病に極めて類似した病像を示す事もあります。高齢者の総合医療に取り組み始めた病院も遅まきながら出て来ましたが、まだまだ不充分である事は確かです。ちなみに、高齢期の欝病の四大症状として、抑鬱気分、精神運動静止(意欲や興味の低下)、不安焦燥感、自律神経症状があります。また、性格的な特徴として、几帳面で、責任感が強く、仕事熱心で、凝り性、徹底的で、熱中しやすく、その反面、融通の効かないと言った所があります。この様な性格の人が病気入院という過剰なストレスにさらされると欝病になる危険性が大きいので要注意です。

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高齢者の食事
 

日本人の高齢者の栄養の摂り方は平均としては理想に近いのですが、個別に見ればエネルギー過剰から低栄養まで個人差が大きく様々です。生活は自立していても栄養状態が悪い人は都市部で15%、農村部で20%という調査もあります。特に一人暮らしの高齢者では摂取する食品の数は(東京都の調査で)1日平均10種類前後となり、調理法も煮物に偏り、それが蛋白質、脂肪、ミネラル、脂溶性ビタミン等の不足に繋がります。栄養状態の指標としては血清アルブミン値を診ます。血清アルブミンは歳を取るに従って低下するので、老化のバロメーターにもなります。標準値は3.9~5.0g/dlですが、3.5g/dlほどにも低下した寝たきりの高齢者では死亡する危険性も高くなります。高齢者の心筋梗塞や狭心症等は血清アルプミン値が低い群に多いのです。また高齢者の欝病は低コレステロールが原因の一つとも見られ、コレステロールも高齢者の場合は高い事よりも低い方がよりリスクが高いのです。歳を取ったらさっぱりした物を食べると言う固定観念にとらわれず、蛋白質をしっかり、油脂も適当に摂る事で老化を遅らせる事が第一です。蛋白質としては1日に肉50g、魚80g、卵l個、豆腐100g位が必要です。

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知的機能は衰えず
 

人の知的な能力には「流動性能力」と「結晶性能力」とがあります。流動性能力とは、物の名前を覚えたり並べた数字を逆に数えると言った単純な記憶の能力で、結晶性能力とは、教育や学習・経験と言った文化的な影響を受けて発達する能力の事を言います。年を取ると衰えるのが流動性能力で、これは20才頃をピークとして年を重ねる毎に低下する一方です。これに対して結晶性能力は、40~50才代になってもまだ上昇を続け、高齢になっても容易に衰えません。政治家や重要な役職が高齢者でも務まるのは、総合判断力が70才位まで上昇し続けるからです。高齢者は運動能力が衰えるので動作が緩慢になり機敏な反応が出来ず、その為に知能まで衰えたと見られる事がありますが、言語性知能は高いまま維持されます。これは文化・芸術の分野において顕著で、学者や作家、画家には90才でなお活躍中と言う人もいます。こう言った高い知的機能を保っている高齢者を社会的な活動の段階によってグループ分けし、グループ毎に心理テストを行い、成績を比較して見たら余り大きな差はありませんでした。これは現行の心理テストでは、知的老人の社会的活動を評価出来ない事を示しています。老人の知的機能は、環境や社会的・経済的条件、性格と言った要素が複雑に絡み合って成り立っているのです。

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眠れない高齢者
 

高齢者の睡眠障害は多く、訴えの多くは「眠りが浅くなった。朝早く目覚めてしまう。良く眠れないので疲れが取れずに、日中ぼんやりしてしまう等です。その背後に欝病などの精神疾患を持つ場合もありますか、加齢の変化に伴う睡眠の質や量の変化もあります。高齢者が長時間熟睡出来無くなる原因としては単調な生活パターンになりがちで昼間の、緊張が少なくなる生理学的に覚醒状態を維持する脳機能が衰える為居眠りが多くなる就寝時間が早くなり、夜中や早朝に目覚め易いノンレム睡眠が浅くなる、等があります。これらの原因が複合的に作用していき、幼児期に獲得した単相性睡眠のリズムが壊われてしまい赤ん坊と同じ多相性睡眠に逆戻りしてしまうのです。睡眠障害には入眠障害型、中途覚醒型、熟眠障害型、早朝覚醒型等の型があり、それが複合的に出る場合あります。いずれの場合も、動物本来の眠り方である多相性睡眠に戻っただけであり、余り神経質にならない様に促します。また一度目が覚めたら睡眠周期である90分位は眠れない事を説明する事も有効です。しかし極度の不眠症では、欝病などの精神疾患の一症状である場合もあります。

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非アルツハイマー病
 

WHOの国際疾病分類でも痴呆をもたらす疾患は60にも及びます。その多くが血管性痴呆と神経変性痴呆です。神経変性痴呆はほとんどがアルツハイマー病とくくられていましたが、現在は非アルツハイマー型痴呆として区別される様になってきています。非アルツハイマー型の変性疾患の痴呆で多いのはレピー小体病で、幻覚や妄想があり認知能力は変動します。またパーキンソン症状が出る事も特徴です。前頭葉型痴呆では判断や意欲の障害が目立ちます。初老期痴呆のピック病がこの前頭葉型痴呆のひとつで、性格変化、道徳観念が無くなると共に異常行動等を起こします。皮質基底核変性症は上肢の片側の運動障害で始まる事が多く、四肢の協調運動障害と並んで痴呆が進みます。この様に神経変性による痴呆症も様々ですが、同じ様な痴呆の症状が出る疾患の中には慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下、脱水・電解質異常、欝病、薬剤性の様に原因を治療す事で治癒する事も出来るので早期発見と正確な鑑別が必要なのです。痴呆のタイプが分かれば障害のパターンが把握出来ると共に、残った機能を保つ様に働きかける事が出来ます。

 
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